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藤原氏の紀行文は、芭蕉の「おくのほそ道」のような創作だと思う。
「旅」そのものの事実関係の記録ではなくて、「旅」を題材にした文芸という意味での創作。
残念ながら随伴した人の書いた「曾良日記」のようなモノが無いけれど。

ちなみに、私は西原理恵子・鴨志田穣の紀行文やタイ滞在記が大好きだ。
華僑と印僑との戦いとか、アジアで煮詰まった日本人達とか、ともかくいろいろ大爆笑できる。
藤原氏の紀行文では見えないものも有る。

で、まぁ、1964年生まれの鴨志田氏はカメラを買ってタイに渡り、紆余曲折を経て現在「エッセイスト、フリージャーナリスト、カメラマン」と呼ばれるようになるわけだが…

60年代後半から若者の世界放浪ブームというのが、根強くある。
宗教的なものを求めたり、革命運動のためとか、自分探しというのも大きな動機の一つだろう。
藤原氏がメジャーになってから以降は、「第二の藤原を目指せ」みたいな、写真を撮って紀行文を書こうとする若者が確実に増えたように思う。 また雑誌社もそういう人を求めていたような気がする。
イタリア留学経験のあった坂東真砂子氏も、そういう流れのなかで、旅行ライターになったはず。

藤原氏が取材旅行するときは、どうやっているのだろうか?
現地の案内役や助手に、いわゆる目のでない煮詰まった鴨志田氏のような人物を探して、雇っているのではないのか?
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