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泉あいさんの政党へのアプローチは、党の広報担当窓口に電話・メールのあと押しかけて党首インタビューを申し込むという形のようです。
誰かのコネを使って、議員・候補者(秘書)とか支援者、関係団体方面から接触するという手法は、少なくともサイトからは読み取れませんでした。 あくまでも正面からの突破を目指していたように思えます。
そのなかで、何故最初に社民党が党首インタビューに応じたのかは、ちょっと謎です。
やはりメディア露出があまりに少なかったため、ネットジャーナリストの手も借りたかったのだろうか?
共産党は、以前からメールの質問にも丁寧に返事を出していたような印象がある。 だから、志位さんは無理でも、だれかが取材に応じていただろうと思う。 小池晃氏という意外な大物が対応したのにはちょっと驚いたけれど。
自民党は、明らかに戦略的にやっている。 前エントリー参照
そして自民党が応じたならば、そりゃ公明党も同調するだろう。
国民新党・新党日本は体制が整ってなかったのだろう。
田中康夫個人はインタビューに応じても不思議じゃないと思ったが、泉あいさんなど眼中になかったのだろうな。
民主党の対応というと
http://gripblog.cocolog-nifty.com/blog/2005/08/post_21bf.html
【民主党】
企画書を提出した後、何度か電話をし、一度だけ担当者へつながりました。
「もう少し待ってくださいませんか」
というお返事で、岡田代表でインタビューを考えてくださっていたようですが、その後何度か電話をしましたが、担当者不在でつながりませんでした。
そして、民主党は選挙で惨敗。
これまでネットでいくら反民主党の声が大きくても党勢を拡大してきたのだから、ショックだったろう。
個々の議員・候補者はそれなりにネットを使っていたりするのだが、党としてはちぐはぐな対応だった。
選挙後、泉さんは民主党の憲法改正国民投票法案を取材対象にします。
この経緯がよくわからない。 なぜ政治取材?というのは最初から感じているけれど、なぜ民主党? なぜこの法案?
泉さんは取材交渉しながら、報道機関設立計画も進めていたようです。
10月24日、新しい報道機関と記者クラブを作るため取材の休止宣言がなされ、草案がアップされます。
その直後に、前原新体制になった民主党からインタビュー承諾の連絡が入ります。
続く
自民党主催メルマガ/ブロガー懇談会への飛び入り参加は自民党・泉あいさん双方にとってメリットのあるものでした。
参加者と、よばれたけれど参加しなかった人リスト
http://blog.so-net.ne.jp/tracker/2005-08-26
これを見ると自民党は「メルマガ/ブログもやっている評論家・ジャーナリスト・経営者」を中心に人選を進めていたようです。
しかし、このままだと一般ブロガー(?)には評判が悪く、後々まで批判が続きました。
自民党は他に表現手段を持たない純粋ブロガー(?)代表として泉さんを参加させることで、一応の面目を保ったと言えます。
広告効果もかなり有りました。 参加者・参加を依頼された人たちが個々に告知・報告しても、インパクトはあまりなかっただろうと思えます。
個人的印象で充分に調べていないのだけれど、R30さんのblogで「泉さんが参加するぞ」と紹介されて盛り上がったように見える。
報道でも泉さんの名前は出すが、あとはその他扱いという印象も有ります。この懇談会についてコメント欄等で後々まで盛り上がったのも,泉さん関係の場所だけという印象もあります。
自民党のネット対策はかなりのものだと感じます。
懇談会の位置付け、人選、効果については充分に考えられていたと思われます。
これは民主党に比べると歴然としています。
泉さんが自民党懇談会出席した経緯(gooの選挙特集への寄稿)
http://blog.goo.ne.jp/election2005/e/d76483b63c4d1ddd189711abdb45776b
各政党のトップへ単独インタビューのお願いの企画書を提出し、毎日のように電話をかけました。もちろん、自民党へも総裁の小泉さんへこだわってお願いしました。でも(と言うかやはり)答えはNO。総裁であって総理であるわけですから、当然と言えば当然です。
ところが、その断わりの理由が、「忙しい」なら納得できる。でも「記者クラブが・・・」では、黙っていられません。私の取材を受ければ「なぜ泉だけ。うちも」と各社が言い出し収拾がつかないということらしいのですが、大手メディアには官邸の記者クラブがあるじゃない。今から記者クラブへ入れてもらえるように手続きしようたって公示日までという短期決戦で、時間がない。直接お願いするしかないんです。
たまたま担当者が優しそうな方だったので「既得権益を守ろうとする役所天国を許さないと言っている自民党が、記者クラブの既得権益に屈するのはおかしい」と言ってみつつ、「メルマガを発行した日本で最初の総理」というヨイショも忘れません。結果、「1時間後に必ず連絡します」と言われ、自民党を悩ませた挙句、「幹事長がブロガーを集めた懇談会を開きますが、それに出席なさいますか」となったわけです。
続く
泉あいさんが何故選挙取材に取り組んだのかは、わかりません。
しかし、全政党の街頭演説をフルバージョンで見たい、という需要には充分応えられたと思います。
テレビのニュース映像は数十秒のみで、政党や議員のサイトにも無いのだから。
また、党首インタビューに絞って政党と取材交渉を重ねています。 交渉経過を公開しながらやっていれば、記者クラブとか政治取材の問題に別の角度から切り込めていたのじゃないかと思います。
取材交渉と取材できなかったことの経緯は、コメント欄に促される形で簡単に述べられているだけで、ちょっともの足りません。
いち早く取材に応じてくれたのが福島瑞穂社民党党首です。
8月20日に、公示日直前の29日にインタビューの約束がなされ、その翌日に8月22日に変更になったとの報告があります。
いくら小さくても公党の党首ですから、一番忙しそうな公示日直前に無名人の取材を受けるほどの時間がとれるかは疑問で、キャンセルされる可能性が高かったとも思いますが…。
それにしても、福島氏は何故ビデオを回した取材を受けたのだろうか?
確かに社民党はメディアの中では埋没しがちでした。 個々の議員のホームページも、掲示板を設置すれば炎上しているような印象もあるし、ネット対策は上手とは言えない。
泉さんの取材を受けるという決定には、誰かの推薦とかも有ったのだろうかなぁ。 泉さんは、わりと社民党が取り上げそうな問題をサイトで取材しているし、関連するような団体の活動も紹介しています。 アクセス数とかも、取材交渉の材料となっていたのかもしれない。
ここで重要なのは、インタビューが8月22日に行われたこと。
「社民党党首の単独インタビューをしたフリー記者」という実績は、後の政党取材に大きな弾みを付けたと思います。
23日には共産党の小池晃氏への取材の約束を取り付けています。
当初の予定通り8月29日のインタビューだったら、はたして25日の自民党の懇談会に飛び入り参加できただろうか?
続く
幻の報道機関設立計画(メモ)
政局が動き出すと同時に、選挙取材がメインとなります。
街頭演説のビデオ取材と党首インタビューの二本立ての体制で、ビデオ撮影には関西のくまさんが協力することになります。
福島瑞穂、世耕弘成、公明党・遠山清彦とのインタビューに成功します。
自民党への取材活動のなかで「第1回自民党メルマガ・ブログ作者と党幹部との懇談会」に飛び入り参加します。
選挙後は報道機関設立のため走り回ることになりますが、なぜか偶然にも(?)「民主党 ブロガーと前原代表との懇談会」のコーディネイトをすることになります。
ビデオ撮影
8月17日 民主党・岡田克也代表奈良県 近鉄八木駅北口
8月21日 自民党・小泉総裁街頭演説 JR名古屋駅前
8月27日 共産党・志位委員長街頭演説 船橋駅南口
9月 3日 社民党・福島党首街頭演説 高槻駅南口公示日後
9月 4日 国民新党・綿貫民輔代表街頭演説 富山駅前
9月 8日 新党日本・田中康夫代表街頭演説 大阪ナンバ駅高島屋前
9月 8日 公明党・神崎代表街頭演説 大阪市住之江区・スーパーカナエ前
9月 8日 民主党・岡田代表街頭演説 高槻駅北口
8月22日 福島瑞穂インタビュー
8月23日 共産党・小池晃取材の約束を得る
8月24日
「緊急!!自民党 武部幹事長、安倍幹事長代理への質問募集」
自民党主催メルマガ/ブロガー懇談会へ参加することに成功。
自民党総裁への取材交渉しているうちに、懇談会に招待されたという形です。
8月25日 懇談会
8月27日 共産党・小池晃氏インタビュー
8月29日 公明党・遠山清彦インタビュー
自民党・世耕弘成インタビュー
自民党広報事務局より、7党政策討論会招待のメール
自民党取材の経緯
1週間自民党本部へ通い、直接直談判し自民党へ入館証の発行をお願いしたが、情報セキュリティ上の問題があり難しいとのこと。
そのため自民党の中にある記者クラブ「平河クラブ」にアクセス。
9月19日
9月13日主要メディアにねつ造・ヤラセに対する具体的な再発防止策について質問状を送付。 全社の回答が届き、内容を報告。
9月26日
憲法改正国民投票法案について民主党代表への取材申込み途中経過報告
民主党の担当者と電話とFAXで取材交渉
10月13日
民主党本部へ直接挨拶
10月16日
「憲法改正国民投票法案公開討論会」を傍聴
10月24日
新しい報道機関と記者クラブを作るため取材の休止宣言。
草案がアップされる。
10月26日
「第2回自民党メルマガ・ブログ作者と党幹部との懇談会」へのお誘いメールが届く
10月27日
緊急!「民主党 ブロガーと前原代表との懇談会」の出席者募集
以前より、与党が出している憲法改正の国民投票案のどこに問題があるのか野党第一党の前原代表にインタビューしたいと、民主党へお願いをしておりました。
本日、民主党の大塚耕平参議院議員より、前原代表がインタビューを受けてくださるという承諾のお電話をいただき、大喜び。
ふと、11月1日に自民党が「第2回自民党メルマガ・ブログ作者と党幹部との懇談会」を開催することを思い出し、前原代表がお時間を取ってくださるなら、他のブロガーさんに声をかけ、少人数で議論できたらいいいなぁと思いつきました。
大塚議員に提案すると、あっさりと快諾してくださり、参加者の人選を私に一任してくださいました。
続く
なので、ちょとメモ
ネット報道機関に採用しようとしていた「digg」について
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20096134,00.htm
関西の「くまさん」がビデオ撮影に協力。
「THE TIMES」東京支局長リチャード・ロイド・パリーさんの取材は通訳を介して。
8月25日自民党の「メルマガ/ブログ作者と党幹部との懇談会」
CNETの記事。参加者など
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20086691,00.htm
参加者と、よばれたけれど参加しなかった人リスト
http://blog.so-net.ne.jp/tracker/2005-08-26
選挙前後から政党・政治家取材を続けるが、民主党は応じてくれなかった。
そのため民主党への批判が有った。
自民党は、意外とガードが堅い。
テープ起こし、ビデオのサイトへのアップが迅速
懇談会以降はトラックバックが大幅に増えた。
これに関する記事でも、他の参加者の名前が無くても泉あい氏の名前は出してあるのが多い。 メジャーデビューという印象。
2004年末はネットジャーナリズムに関しての議論が有った。
そのなかで、R30氏のこんな発言がちょっと気になる
http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2004/12/f_of_journal4.html
『「既存の商業ジャーナリズムのコアバリューは調査報道であり、ネット・ジャーナリズムがどんなに技術革新によって進化しても、こればかりはどうしようもない」ということを書いた。』
泉あい氏は政治より、記者クラブへの関心の方がずっと高いような印象があるなぁ。記者クラブへの接近・参加のために政党を利用してるんじゃないか、と思えるほどだ。
名刺交換に拘ってる?