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代理出産について、ネットを少々眺めているけれど、倫理問題として語るけれども宗教と絡めて論じている人は、意外と少ないという印象。
時節柄なのか「産む機械」という論調が多いのかなぁ? 商業化とか、妊婦の健康などの問題に言及する人も多い。
カトリックは、当然のように反対している。
生命のはじまりに関する教書
「人間の生命のはじまりに対する尊重と生殖過程の尊厳に関する現代のいくつかの疑問に答えて」ISBN: 978-4-87750-033-7
http://www.cbcj.catholic.jp/publish/roma/seimei/seimei.html
公式見解をいまいち探しきれなかったので、Pro-Life 派の団体のサイトから
体外受精:倫理的含意および代替案 O-Malley, Seam P. (オオマルリ・シイム)
http://japan-lifeissues.net/writers/oma/oma_01invitro-ja.html
ここでは 「養殖された」赤ん坊 という表現を使ったりしている。
イタリアでは代理母はおろか、人工授精や体外受精にも厳しい制約がある。
2005年にそれらの規制緩和に関する国民投票があり、投票自体が無効になっていました。
この件に言及してたblog
media@francophonie:イタリアでバイオエシックスに関する国民投票
http://blog.livedoor.jp/media_francophonie/archives/24935722.html
フランスのリベラシオンの記事翻訳です
あんとに庵◆備忘録:教会と生命倫理
http://d.hatena.ne.jp/antonian/20050625/1119631569
極東ブログ:先週実施されたイタリアの国民投票
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/06/post_8765.html
イタリアの国民投票というのは、50万人の署名て要求でき、投票率が5割を超えなければ無効という仕組みなんだなぁ、ボイコット戦術が有効なんだな、ところで日本はどうなってたかなぁ…などという感慨もあるわけだが…
日本で「生殖補助法」というのは、出来るのだろうか?
推進派というのは、わりと目立ってはいる。
反対派というか、学会が慎重な姿勢ではあるわけだが、論理的・倫理的に議論をリードしている風ではない。 カトリックの教義で反対、というようにいくとも思えない。
米国や欧州のようにキリスト教がベースにない日本やアジアでは、どんな議論になるのだろうか。
日本の場合「イエ」の論理が無くなった空白に、「遺伝子」という概念がすっぽりとはまったのじゃないかな、などと感じているけれど。
時節柄なのか「産む機械」という論調が多いのかなぁ? 商業化とか、妊婦の健康などの問題に言及する人も多い。
カトリックは、当然のように反対している。
生命のはじまりに関する教書
「人間の生命のはじまりに対する尊重と生殖過程の尊厳に関する現代のいくつかの疑問に答えて」ISBN: 978-4-87750-033-7
http://www.cbcj.catholic.jp/publish/roma/seimei/seimei.html
公式見解をいまいち探しきれなかったので、Pro-Life 派の団体のサイトから
体外受精:倫理的含意および代替案 O-Malley, Seam P. (オオマルリ・シイム)
http://japan-lifeissues.net/writers/oma/oma_01invitro-ja.html
ここでは 「養殖された」赤ん坊 という表現を使ったりしている。
イタリアでは代理母はおろか、人工授精や体外受精にも厳しい制約がある。
2005年にそれらの規制緩和に関する国民投票があり、投票自体が無効になっていました。
人工授精:イタリアで自由化の国民投票 賛否両論で物議
毎日新聞 2005年6月10日 ローマ海保真人
イタリアで12、13の両日、人工授精と体外受精の自由化の是非を問う国民投票が行われる。カトリック教国のイタリアでは、人工授精は認められているものの制限が厳しく、リベラル派が緩和を求めていた。だが、ローマ法王庁(バチカン)はヒト胚(はい)の実験研究などにつながる緩和案が、キリスト教倫理に反するとして有権者に異例の投票ボイコットを呼び掛け、政界も賛否が分かれるなど物議をかもしている。
昨年2月に成立した「生殖補助法」は人工授精と体外受精を不妊の夫婦のみに認め、第三者による精子・卵子の提供、代理母、ヒト胚の凍結保存と実験研究などを禁じた。このためリベラル派や革新系政党は「妊娠の可能性や医療研究を阻む法」だと反発、署名を集め規制各項目の撤廃を問う国民投票の実施にこぎつけた。
だが、法王庁は性道徳や生命倫理、遺伝子操作に厳格な立場から、この動きに反発、投票率が5割を超えなければ無効となるためカトリック教徒に公に棄権を呼び掛けている。法王ベネディクト16世も先月30日のイタリア司教会議で、緩和案を「キリスト教精神に反する文化の一形態だ」と批判。側近のルイニ枢機卿は制限のないヒト胚の実験研究が「恐怖と不安をもたらす」と警告した。
毎日新聞 2005年6月14日 ローマ海保真人
人工授精と体外受精の規制緩和が争点となったイタリアの国民投票は12、13の両日行われたが、投票率が5割を超えず、無効となった。緩和に反対したローマ法王庁(バチカン)による投票ボイコットの呼び掛けが、大きく影響したとみられる。
欧州で最も厳しいとされる現行の「生殖補助法」に関し、第三者の精子・卵子提供や、ヒト胚(はい)の凍結保存・実験研究などを禁じた条項を撤廃するか否かが争点となったが、投票率は約26%にとどまり、規定により投票自体が無効となった。
法王庁とカトリック教会は、そもそも受精卵やヒト胚を「生後の人間」と同等とし、実験研究などを認める今回の緩和案に強く反対。法王ベネディクト16世も公に批判、教会をあげて棄権キャンペーンを繰り広げた。
一方、不妊治療の自由化のため規制の撤廃を求めたリベラル派にとっては惨敗に等しく、落胆の声が広がった。
この件に言及してたblog
media@francophonie:イタリアでバイオエシックスに関する国民投票
http://blog.livedoor.jp/media_francophonie/archives/24935722.html
フランスのリベラシオンの記事翻訳です
あんとに庵◆備忘録:教会と生命倫理
http://d.hatena.ne.jp/antonian/20050625/1119631569
極東ブログ:先週実施されたイタリアの国民投票
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/06/post_8765.html
イタリアの国民投票というのは、50万人の署名て要求でき、投票率が5割を超えなければ無効という仕組みなんだなぁ、ボイコット戦術が有効なんだな、ところで日本はどうなってたかなぁ…などという感慨もあるわけだが…
日本で「生殖補助法」というのは、出来るのだろうか?
推進派というのは、わりと目立ってはいる。
反対派というか、学会が慎重な姿勢ではあるわけだが、論理的・倫理的に議論をリードしている風ではない。 カトリックの教義で反対、というようにいくとも思えない。
米国や欧州のようにキリスト教がベースにない日本やアジアでは、どんな議論になるのだろうか。
日本の場合「イエ」の論理が無くなった空白に、「遺伝子」という概念がすっぽりとはまったのじゃないかな、などと感じているけれど。
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