忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

最終号(では本当はないけど)を買った。
薄っっ!軽い!・・・これで1280円かぁと、ちょっと感慨深い。
付録DVDも1977〜2000年までは表紙やニュースが収録されてるが、それ以降は抄録程度しか入っていない。

付録DVD参照しながら思い起こせば、1984年頃から現在の判型に変わるまで(いつだったのか?)毎月買っていた。 半分が広告だったけれど、広告も重要な情報で楽しみにしていた。
最初に5インチFDが付録に付いたときは、自分は3.5の機種を使っていたので読めなかったなぁ。

ちょっと話がずれるが「十階のモスキート」1983年という映画がある。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005S7AN/503-1168760-6805514?v=glance&n=561958
しがない警官(内田裕也)が、慰謝料やら子どもの養育費やらでサラ金にはまり、郵便局襲撃に到る実録映画だが、これはパソコン(マイコン)にはまって破滅した男の話でもある。

彼は「パソコンを使えると出世・再就職に有利」というのに惹かれ借金して購入するが、ゲーム作りにはまってしまう。 パソコン以外は、酒の空き瓶が散乱する部屋に引きこもって、プログラムしていた。 
完成したのはボーリングゲームだったかな。 出てくるのはPC-8001らしい。


1983年頃はマイコンブームだった。アイドルからタモリ、武田鉄矢、横山やすしまでCMに出ていた。 当時からテレビ・ゲームなどとのマルチメディアが意識されていた。
パソコン通信などはもう少し後だけど、アラン・ケイのダイナブック構想はすでに有った時代のはず。

当時の夢と現在を思うと、感慨深い。

コンピュータでビジネスという惹句は、それこそ飽きるほど聞かされてきた。
その胡散臭さも含め、まぁ、相当に影響はされてるなぁ。 


自分語りすれば、最初はあまりの悪筆にワープロ購入。 (現在の携帯より低機能だな)
次はパソコンだ、ということでアスキー購読。
同時期、職場にパソコンが入ってくる。(沖のif) 仕事後に居残って遊ぶ。
思い起こせば周辺には紙テープ、8インチFDの機械が有った。
Epson購入。互換性の部分でちょっと苦労。(文字コード、画像周辺、オンラインソフトの対応など) そのトラウマから独自規格には抵抗が有る。
パソ通にはまる。
win3.1の使いにくさに耐えかねMacに移行。 最初にインターネットに繋いだ機種だった。
時代の流れに逆らえず97年にwin95に移行。 このとき小金がなかったなら、98年にiMacを買っていたかも…
PR
田中知事の取り巻きはIT音痴だった ボランティアは難しい
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=440

田中康夫長野県知事が代表を務める「チームニッポン」の、元中の人が書いた記事です。

幹部が「2ちゃんねる型の掲示板を作れないか」と言い出すあたりで、これは駄目だと思う。 2ちゃんねるの地方時事知事板を見たこともなく、ただアクセス数だけを見ていたのだろうか。

田中知事とオーマイニュースのオ・ヨンホ代表の会見の裏話が出てくるが、幹部の平山誠氏(2005年9月北関東の比例名簿1位で新党日本公認候補として出馬)は「オーマイなんとかってやつ?ありゃダメだ」だそうです。

なるほど、これでは泉あい氏が選挙のときインタビューを申し込んでも無視されるわけだな、と納得する。

ネットを使った政治活動をすると言っていた日本新党だが、このレベルじゃぁなぁと、頭が痛くなる。
悪い意味での広告代理店的センスとでも言えばいいのだろうか。
政策を何処に書いてあるのかわからなかった時点で、政治団体としては死んでるな。 壁紙ダウンロードなんか誰も求めていないぞ。
http://www.love-nippon.com/
ちなみにチームニッポンのサイトは、トップページのリンクはほとんどがリンク切れで死んでいる。http://www.team-nippon.com/


田中康夫知事・党首にはネットで相当に厳しい批判が有る。
田中康夫・長野県知事を考察するためのサイト情報
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/bookmarks.htm

しかし、保守系議員への落選運動はわりかしマスコミの記事にはなるけれど、田中康夫批判のサイトが話題になるのを、ほとんど見たことがない。 左派系議員のサイトが「ネット右翼」に荒らされた、という記事よりも見た記憶がないかも。

それはそれで問題でもあるのだけれど、批判追求糾弾する側もなぁ。
なんちゅうか、ネットに馴染みすぎていて、結局は現実の政治には影響を与えていないのではないか、とも感じる。

いまでは、どこのサイトの掲示板・コメント欄も2ちゃんねる風味の書き込みがあるからこれから変わっていくのか?  …ネットは選挙にどう影響するかは、いまひとつわからない。

千葉補選の結果や長野県知事選の行方を分析しなきゃいけない、と世耕弘成は考えているのだろう、などと妄想する。
編著者の遠藤薫氏は本書でも自サイトでも生年を明らかにしてないけれど、ちょっと調べればわかるし、ひろゆき氏との対談の写真も掲載されてることだから、いちおう書いておく。1952年7月神奈川県生まれの方です。
http://endo-lab.org/
サイトに掲載されている書評(1997年のものが中心)を読むと、ワープロからマイコン・パソコンへの移行を体験していたのだろうと想像できます。 パソ通もやっておられたのじゃないかな。
マルチメディアとかバーチャルリアリティ等を研究対象にしてきた方のようです。

2004年7月に本書の執筆を依頼され、若手研究者(東工大院生が中心)とMLで討論しながらスピード感を重視して10月に書き上げ11月30日出版。
遠山氏が主に基本部分を、若手が「現場からの報告」ということで個別の事件をそれぞれ書いています。

Amazonの出版社 / 著者からの内容紹介

インターネットがコミュニケーション・メディアとして埋め込まれた社会における〈世論〉形成の諸相を論考。現在の社会において考えられるべき認識枠組みを提示した上で、電車男、佐世保事件、反日、Winny、ブログなど、ネット上に立ち現れたビビッドな事例を取り上げ報告。さらに、2ちゃんねる管理人西村博之氏と編者の対談を収録した。読者がネットワーク社会の中で考え、活動するための足がかりを提供する



イラク戦争三馬鹿自己責任、共同通信小池記者blog炎上(ホリエモン関係)、オーマイニュースは当然だが、長崎バスジャック(ネオ麦茶)、東芝クレーマー事件、各種オフ会(ゴミ拾い・エージェントスミス・吉野家etc)まで幅広く取り上げられている。 たしかに2ちゃんねるに大きな比重がおかれてるけれど、それだけでは無い。古くは筒井康隆「朝のガスパール」から村上春樹まで。

たとえば若手評論家である北田暁大、鈴木謙介なんかが勇ましくネットや2ちゃんねるを論じていても、「おまいら最近のニュース速報しか見てないだろ」という雰囲気があるのに対して、相当に古くからネットを見ているのが感じられます。 彼らなんかヒヨッコ扱いじゃなかろうか?

ライブドアニュースのパブリック・ジャーナリスト宣言 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__976981/detail を読んで、頭を抱えてしまうような人じゃないかとも思う。
マルクスを模すのから始まって、「コスモポリタン」「デンノッホ(それにもかかわらず!)」「ベルーフ(天職)」「レコンキスタ」… 言葉一つ一つの説明を小田光康氏は熱く語りそうだけど、はたして大丈夫なのか、独りよがりにすぎないかという疑問を持つのだが…
遠藤氏は、そこあたりをちゃんと文献を挙げて解説しちゃいそうな気がする。

しかし、あまりに博覧強記にすぎる。
前半部分で<公共圏>−<公衆>−<群衆>モデルとその背後の象徴的闘争などを論じてるけれど、話が飛びまくりではないのか?
ベンヤミンのパサージュ論あたり(ポーとかボードレーヌの群衆)から始まって、おそらくオルテガを経てハーバーマスに、次にJ.J.ルソーにさかのぼり、古代ギリシャを経て、また現代に。 その中に、多数の論文の引用が挟み込まれる。

この本は遠藤氏がネット論を述べている本とは、厳密には言いがたい気がする。
内容紹介に有るとおり『足がかりを提供する』本として、これまであったネット事件、ネット論を網羅的にまとめ、紹介することの方に力が入っているとしか思えない。
もう最初から最後まで遠藤氏は引用を繰り返してます。 非常に読みにくいし、遠山氏の主張も何処にあるかは、結局はわからない。(そのために経歴やサイトを調べた)
まぁ北田・鈴木両氏のような力みまくりの主張をしているわけではなく、研究中といった感じなのかなぁ。

だからなのか、ひろゆき氏との対談も、ネットに詳しいおばさんと今時の若者のまたーりした雑談風になってしまった感じ。 まぁ、それなりに面白いけれど。

2004年執筆という時代性も強く感じたな。 2006年夏に2年前を懐かしむのもちょっと変な話だが。
2004年だったら、すでに民主党はネットでは相当に評判が悪かったが、選挙では議席を伸ばしていた頃。 そのせいか、所詮はネット世論、2ちゃんねるは特別な悪所、コップの中の嵐、という理解のされ方が一般的だったような気がする。 (これはアメリカ大統領選や韓国のネット事情と比べられてたかな。)

いろいろと図式化されたモデルが出てくるのだが、なんていうか<ネット>−<マスコミ>−<一般社会> という構図になりがちではないのかとも感じた。
ネット内の多様性、マスコミ・ジャーナリストの多様性や、それぞれの層の重なり、相互作用も一応は考慮されてはいるが、でも<ネット>vs<マスコミ>の対立抗争という形が基本形のように思える。

現在のblog界だと、たとえばこんな圏域が多数重なりながら有るのじゃないかなぁ。
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20060701/1151731443

あと、2002年1月の田中真紀子更迭事件について、Yahoo!掲示板のメッセージ数を挙げて論じてるのを見ると、当時は2ちゃんねるを見てなかったと思う。
(長崎バスジャック・ネオ麦茶事件は取り上げられてはいるけれど)
後の塩爺関連やオフ会などは詳しく論じられてるから、この頃には少しは見ていたのかな? でも1chに関してうといからなぁ…、たまに観察する程度か?

田中真紀子は、外相就任当時は2ちゃんねでもまだ期待する声は多かった。達増拓也の精神鑑定発言の時は凄かった。 しかし、活字メディアでは真紀子叩きが増えるが、テレビ朝日を中心とするワイドショーでは逆に持ち上げられてきたわけで、やがて2ちゃんねる内でも真紀子叩きが主流になってくる。

鈴木宗男に関しては、2000年6月に伝説のスレがたった。
▼鈴木宗男,復活当選無効で落とせるか?▼ http://piza.2ch.net/giin/kako/962/962203980.html

この19氏のルポで宗男氏は2ちゃんねるの人気者になり、のちのオニギリネタの原点ともなる。
これは凄くジャーナリスティックな事件だったと思う。

これらの底流のもとに真紀子・宗男更迭事件があり、そして「ムネオハウス」楽曲があったわけだが、そこあたりは省かれてる感じ。
まぁ、些細なことではあるけれど。


若手研究者の担当する個々の事件についての記述は、あえてこの本で読まなくてもいいかな。 ネットを探すか、もうちょっと詳しい本や雑誌はあるだろうし。

別に私は玄人でもないけれど、この本は素人にはお勧め出来ない。
まあお前(ry

インターネットと“世論”形成―間メディア的言説の連鎖と抗争 遠藤薫編著
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4501620501/503-1168760-6805514?v=glance&n=465392
シド・バレット死去のニュースで、やたらとリンクが上がっていたのでメモっとく。
なんか凄い時代になったな。
youtubeは、ある種のインフラになってしまったなと思う。
後戻りが出来ないところまで来てしまったのではないか?
小谷野敦さんが、現在バトル中のようだ。
まとめサイトは無いようだけれど、ここのエントリーがその役目を果たしている感じ。
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20060706/p2

『バックラッシュ!』という本に、小谷野敦さんがmixiとamazonに書評を書かれ、それについて著者・編集者たちが反論というかたちです。
小谷野さんは「はてな」の自blogで応対していたけれど、追記、改変、エントリー削除なんかが有ったようで、わかりにくい。
現在の戦場 http://macska.org/article/146
≪ 共感はできても賛同してはいけない「『バックラッシュ!』を非難する」
小谷野敦さんの回答を検証する(プラス小谷野さん専用コメント欄)

論争の内容は、書評のあり方と、ジェンダーフリーと政治と科学について、ということになるかな。

論争そのものには、ここでは触れるつもりはないけれど、論争のやり方について思うこと。

追記、改変、エントリー削除が多い小谷野さんは、見苦しいなと思った。
小谷野さんについては、「もてない男」と反禁煙とアマゾンに書評を書きまくってのを知ってる程度。 blogは、まぁ更新はマメな方だけど雑な書き殴りなのかな、と存在は知ってるが読んでいない。
小谷野さんは何故実名でblogを書いてるのだろうか、と疑問に思う。 やたらと敵を作り、煽るようなことを、それほど検証も無しに実名で書くというリスクをどう考えているのだろうか。

公然の秘密ということにして、建前だけでも匿名で書きまくった方が本人のためだろうにと、余計なお世話だろうが感じたりする。 そうしたら削除、改変もしなくて済んで、バトル観戦も楽というか、リアルタイムで追いかけなくても済むのになと、野次馬としては思ったりする。


で、まぁ「ことのは問題」の場合はログがほとんどそのまま残っているので、リアルタイムで見ていなくても検証に参加できる分、恵まれているのかなぁ。
Copyright ©  -- 倫敦橋の隠れ里 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 妙の宴
powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]