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淺野史郎、馳浩、菅直人のコメント

浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』 http://www.asanoshiro.org/
2007.1.22(月)

 そのまんま東さん、本名東国原英夫氏が宮崎県知事に当選というニュースで、新聞もテレビももちきりである。私自身の13年前のことを思い出す。告示日ごろは、ほとんど泡沫候補扱いだったのが、結果は大差で当選。東さんのことがよくわかる。出直し知事選であることがポイントである。まずは、東さんが立候補した勇気が大きい。「無理だぞ、馬鹿なことはやめろ」という声が親しい人からもあったはず。それを乗り越えての決断がすごい。「行政経験なし」は、今回の出直し選挙ではプラスに働いた。それまでの図式と最も遠いところに位置する経歴、選挙の仕方が、県民には改革の象徴に見える。「行政経験なし」は、知事就任後は、むしろプラスである。Sense of wonder、つまり県庁内での出来事や職員の意識に「おかしいぞ、変だな」と思う感覚のこと、これを大切にすることが大事。

 「当選したら、敵よりも味方が怖い」、「出生の秘密を忘れるな」、「選挙のありようが知事の任期のありようを決定づける」、「役所の常識は、世の中の非常識」、「情報公開は組織を救う転ばぬ先の杖」といったことを言ってあげたいなというのは、先輩面した、いやみととられるのだろうか。  

新知事にとって、田中康夫・横山ノックよりも一番アドバイスが欲しい人ではないかな。


衆議院議員 馳浩の赤じゅうたん雑記
http://blogs.yahoo.co.jp/hase_hiroshi0505/45880477.html

宮崎県知事選挙、そのまんま東氏、大勝利。

テレビでの報道を拝見。

演説が上手い。

官製談合事件で知事が逮捕されたことが発端の知事選挙。

県民が求めている、

「談合反対の県民意識」

「政官業のしがらみからの脱却」

「保守分裂の呪縛からの脱却」

「既成政党への不信感」

「再チャレンジ」

という知事選挙のテーマを見事選挙戦略として取り入れた。

お笑いタレント出身、淫行事件、離婚などの、むしろ不利となる条件をも、真摯に反省した上でお笑いに仕上げてしまうセンスのよさ。

そして、何よりも、まじめに数値目標とともに県政刷新を訴えた姿勢は、やはり県民に通じたということだろう。

時折使う方言も親近感が増して、効果大。

よっぽどの戦略を練った参謀がいたのだろう。

また、保守分裂した「持永川村票」を合算すれば東氏を凌駕しているのであり、自民党県連が分裂したことも東氏に漁夫の利と働いたのだろう。


とすれば、この「官製談合反対!」「既成政党への不信!」「数値目標を設定した政策提言!」という流れをマスコミも後押しするであろうし、県議会のベテラン諸氏もおいそれとはそのまんま東知事とは対立をエスカレートさせられまい。

とすると、いかに側近としての有能な副知事や教育長や企画開発部長や総務部長や財政課長を配置できるか、だろう。

マスコミの餌食にもなるであろうが、県民が直接選んだのであるから、宮崎県民のためにも、ぜひともがんばっていただきたい。

そして、官製談合防止のための入札制度改革については、全国の模範となるような公平公正透明な手法を確立していただきたい。

馳浩は清和会であり、清和会には川村秀三郎氏(次点 民主、社民推薦)を支持した中山成彬(宮崎出身 第2次小泉改造内閣にて文部科学大臣)がいたりする。
さて、新知事とどう付き合っていくのだろうか。

(参考)
おかしな自民の候補者選び―出直し宮崎県知事選―
http://www.janjan.jp/column/0612/0612190746/1.php

菅直人の今日の一言
http://www.n-kan.jp/bbs/index.html
閉塞感
Date: 2007-01-22 (Mon)
 宮崎県知事選で、そのまんま東氏が圧勝。時代の閉塞感がこういう結果をもたらしたのか。民主党にも責任はある。


本当に一言だけ。
東氏当選は、宮崎県にとっては最悪の選択だったという認識なのかな。
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社説や政治家のblogなど

産経新聞【主張】東氏当選 業界とのしがらみを断て
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070122/shc070122000.htm

「しがらみ」だけの分析。ダメダメな社説。
しがらみから一番遠い東国原が一番有利だった、というだけでは無かったはず。

読売新聞[プレ統一選]「政党の影がますます薄くなった」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070121ig90.htm

 有権者の間に、政党不信がさらに広がっていることを示す結果である。


 保守分裂、民主党不在、相乗りといった選挙では、政策の選択肢を示す活発な論戦は最初から期待できない。そうした状況への有権者の不満が、既成政党への不信につながっているのだろう。



そうなのか? 
世論調査で政党支持率が落ちてきたことを踏まえての社説だとはおもうが、なんか大雑把すぎるような。
中川秀直の反論有り。
(県知事選)「保守大同団結」を上回る価値など存在しない
http://www.nakagawahidenao.jp/pc/modules/wordpress0/index.php?p=424


毎日新聞社説:宮崎知事選 政党不信がそのまんま…
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20070122ddm005070012000c.html

 東京都で青島幸男知事が、大阪府で横山ノック知事が誕生したのは95年。その後、全国各地で政党を頼りにしない無党派知事が続々生まれて地方分権をリードしてきた。しかし、昨年、「改革派」を名乗ってきた知事も含めて次々と事件で失脚。「選挙は建設業界などに頼らざるを得ない」という無党派の限界ものぞかせた。このため、今また政党が地方自治に積極的に関与すべき時だとの声は無党派知事の中からも出ている。

 にもかかわらず、政党は有権者のニーズに応えられない。小泉政権が終わり、自民党は無党派層へのアピールより組織を重視する方向に傾いているが、こうした「古い自民党」への回帰が不信の根底にあるのではないか。


「無党派知事の中からも…」て誰だろう?
中川秀直だけが「古い自民党」を強く否定するため、孤軍奮闘してるような印象がある。 他の人は力不足か、違う方向を向いてるように見える。


朝日新聞社説http://www.asahi.com/paper/editorial20070123.html
二つ合わせて一つの社説といったほうがいいかも。


自民と民主 頼りなさ競うようでは

 参院選まであと半年。2大政党が頼りなさを競うようでは、国民は選びようがない。無党派層が45%を占めたのはその表れだろう。小泉時代の05年の郵政総選挙直後は27%だった。

 一度の世論調査で決めつけることはできないが、無党派層がこのまま増え続けて「第1党」の座に定着すれば、政治が漂流しかねない。


何を今更

宮崎知事選 「1票」が迫る荒療治

 官製談合事件で前知事が逮捕されたあとの県政を、行政経験のない芸能人に託す県民の選択に驚いた人も多かろう。

 お笑いの世界からの転身といえば、横山ノック元大阪府知事が思い浮かぶ。その末路が強制わいせつでの有罪判決だっただけに、東氏にも一抹の不安がつきまとう。そんな受け止めをする人も少なくないはずだ。

 ただ、東氏は約80項目のマニフェストを掲げ、地元の言葉で地方自治への真摯(しんし)な取り組みを強調した。投票率も前回より5ポイント上がった。東京都に青島幸男、大阪府に横山両知事を誕生させた1995年の選挙戦との違いは大きい。

 選挙運動をしなかった青島氏や、各党相乗りの官僚OBに挑んだ横山氏は、政党不信の受け皿として票をかき集めた。それに比べて、東氏への支持にはある種の期待が込められているように見える。

 しがらみのなさを生かし、現状を打ち破る荒療治もいとわない意気込みだ。


当時の大阪の声

386 名前:無党派さん[] 投稿日:2007/01/22(月) 15:44:55 ID:8+oFPnFb
ノックの大阪府民の低レベルさに比べれば、今回は上等だったんじゃない。
私もあの選挙大阪にいたが大阪人は口々にこう言ってた。
「誰にしてもあかんわ、どうせダメならノックでええわ」
その結果行財政は悪化、府民にキッチリしわ寄せはいった

 右肩上がりの経済の時代にまかり通った癒着構造が、いつまでも許されるはずがない。そうしたゆがみを、有権者がみずからの1票でたたき壊しにかかった。それが、東氏の勝因ではないか。



「右肩上がりの経済の時代にまかり通った癒着構造」てのは違うだろう。
宮崎は改革派の前知事がそれを打ち破ろうとして、県外の業者と手を組もうとした事件だったのではないのか?

 昨年の福島、和歌山の出直し知事選でも、東氏のような知名度のある第3の候補者が旧弊打破を訴えていれば、どう転がったか分からない。


知名度だけでは勝てないだろう。 


日経新聞 社説2 新知事で宮崎は変われるか(1/23)
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20070122MS3M2200222012007.html

 1993年のゼネコン汚職時には、知事が逮捕された宮城、茨城ともに出直し選は低投票率となり、有権者にはしらけムードが漂った。今回の宮崎は約30年ぶりの高い投票率になり、前知事逮捕を受けた昨年11月の福島の出直し選も投票率は上昇した。



青島やノックとは、ここが大きく違うはず。 初期の田中康夫の方に近いのかなぁ?
しかし田中の場合は地元有力者の推薦があったが、東の場合はマイナスから、泡沫候補からの当選だからなぁ。


河北新報 そのまんま東氏当選/政治のプロへの不信の表れ
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2007/01/20070123s01.htm

 小泉純一郎前政権が劇場型政治を通じて改革姿勢を示し、辛うじてつなぎ留めていた無党派層をはじめ、自民、民主など既成政党の支持者の多くの票が流れたのは、政治不信を裏付ける。

 自民の中川秀直幹事長は、選挙結果について、「敗因は保守分裂にある。保守が大同団結できないときに何が起こるか、しっかりと心に刻みたい」とコメントを出したが、問われているのは、候補者擁立問題や選挙の仕方ではない。政治が誰のために、どちらを向いて行われているかだ。


政治不信というより「政党不信」だろう。投票率がこれだけ高かったのだから。
「小泉が好きだけど、自民党は嫌い」という人は、かなり多かった。



東京新聞 不信の嵐に吹き飛ぶ 既存政党、元官僚 なぜ負けた
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20070123/mng_____tokuho__000.shtml


東氏の勝因:「知名度」「タイミング」
他候補の敗因:「政治不信」「官僚不信」「出馬表明が遅れ、時間との戦いだった」
そういう分析が多いけれど、なんか外している感じ。


まぶちすみおの「不易塾」日記
http://www.election.ne.jp/10679/archives/0005061.html

いわく、県民党としての流れが期待されているということ。
言い換えれば、国政とは違って地方政治では政党政治からの脱
却が求められているということになる。
自民党も民主党も、既存政党の政治に対しての不満圧力という
ものは相当に高い。
与野党併せての支持率の低下は、如実にそれを物語っている。

昨年お会いした北川教授(前三重県知事)も「マニフェスト選
挙を突き詰めていくと、地域政党という新たな政治体制の姿が
見えてくる」とおっしゃっていた。まさに、これこそ地方分権、
いや地域主権のあるべき姿ではないだろうか。


自前の候補者を立てられないことへの言い訳か?

宗男日記
http://blog.goo.ne.jp/kouich3big/e/b06fd7f8c06d4cbef777b1fc9475a1e2

 今日も朝からテレビは、昨日に続いてそのまんま東さんのオンパレードだったが、一晩にして日本で一番の有名人になってしまった。選挙中の愚直な訴え、走って握手し、一人で頑張る姿に、私も自分の選挙を想い起こし、シンパシーを感じたものだ。宮崎県発展の為、指導力を発揮してもらいたい。


マラソン仲間だしな。


中川秀直 (県知事選)「保守大同団結」を上回る価値など存在しない
http://www.nakagawahidenao.jp/pc/modules/wordpress0/index.php?p=424

ところで、私は無党派と基礎票を分ける分類には問題があると思っている。マスコミで無党派といわれる層は、基本は「保守」だからだ。昔から、後援会や友好団体に所属している方でも、ご本人が納得しなければ投票していただけない。しかし、昔は、推薦候補以外は180度政策の違う人だから選択の余地はなかったが、冷戦崩壊後の今日は選択の余地が広がっているのである。何党であれ、なぜその候補がいいのかの説明責任は重いものになっているのだ。

だから、私は無党派対策と友好団体対策は究極において一であると思っている。それを切り分けた対策は、いずれからも支持されないだろう。もしも、単純化して「小泉自民党以前=友好団体重視、小泉自民党=無党派対策重視」とするならば、安倍自民党は両方を一にした選挙戦略をとることが特徴となる。



『マスコミで無党派といわれる層は、基本は「保守」』かぁ。
たしかに東氏は保守」票を、かなり取った。 

そのまんま東、圧勝も前途多難…早くも短命の声
http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_01/g2007012204.html

■政治評論家の屋山太郎さんの話
 そのまんま東氏の当選は保守王国にはびこっていた談合体質、官僚政治に風穴を開けた。(同じタレント知事だった大阪府の)横山ノック氏は政治家として素人だったが、東氏は大学で地方自治を勉強しただけあって、政治感覚はノーマル。言うことが的確で、陽気な性格も県民にウケるのでは。義理やしがらみもないから、逆にやりやすい。勇気を持って正しいことを呼びかけ、真面目にやっていれば、改選を控えた県議会も何でも否決するわけにはいかなくなるのではないか。


■評論家の佐高信さんの話
 玄人という県政の専門家が、実は汚職の専門家というのを見せ付けられたので、県民はピンクスキャンダルがあっても素人を選んだのではないか。ただ、素人であればあるほど、専門家である県の職員に取り込まれる危険も大きい。故青島幸男元都知事と同じようにならないことがこれからの課題。素人の強みは田中康夫前長野県知事のように何でも県民にオープンにすることしかない。県民は汚職の連鎖を断ち切ることしか期待してないのだから、1期で辞めるのが望ましい姿ではないか。


二人の「素人」という言葉の使い方の差が興味深い。
私は屋山太郎の見解の方を支持するな。 
新知事は、保守陣営に評判が良いという印象。 前知事の路線を継承し、議会ともそれなりに妥協すると予想。
リベラルは途惑ってる、というか、いまだ理解不能の現象なのではないか?
筑紫哲也が東京都知事選出馬を検討…STOP石原へ民主が打診

その昔、」1991年4月、現職の鈴木俊一氏(80歳)が自民・民社・公明が推した元NHK特別主幹の磯村尚徳氏らを大差で破って見事4選を果した故事を思い出す。
当時自民党幹事長だった小沢一郎は、空気の読めない、選挙に弱い政治家だというのを確信した選挙だったな。

1995年の都知事選挙は自民、社会、公明、新党さきがけ相乗り推薦の元内閣官房副長官・石原信雄が、青島幸夫に敗れた。

今回の宮崎県知事選と次の東京都知事選候補者選びは、なんだかデジャブな感じ。


1999年は舛添要一・鳩山邦夫・明石康・柿沢弘治・三上満・石原慎太郎らで争われた。
当時、このメンバーで内閣作った方がおもしろい、というジョークがあったな。

総理大臣 石原慎太郎、大蔵大臣 柿沢弘治、外務大臣 明石康、厚生大臣 舛添要一、環境庁長官 鳩山邦夫、文部大臣 三上満、科学技術庁長官 ドクター中松
東氏も、もう老眼鏡を掛ける年頃かぁ。

そのまんま東氏の公約で、テレビ局を増やすというのが効いたらしいが、確かに魅力的だったのかも。
wikipediaの宮崎県の項目に「テレビ」と特記されててワラタ

http://ja.wikipedia.org/wiki/宮崎県#.E3.83.86.E3.83.AC.E3.83.93
ケーブルテレビを加入しても九州他県のフジテレビ系列の再送信を行っていないため、視聴することが出来ないフジテレビ系列の全国ネット番組が多く存在する。


実際には、ケーブルテレビの番組を増やす程度しか出来ないかもしれないけれど。

みんなテレビが大好き。
これほどくだらなくて、捏造ばかりでも、皆でツッコミを入れるためにも、是非とも見たいんだろうな。


東氏と持永氏の地盤がかぶってるらしい。 というか、談合事件発覚前に次回知事選で持永氏潰しの「当て馬」として声を掛けられていたっぽい…
…知事選の後の国政選挙が本番だろう…
…などと、いろいろな噂もあるみたい。 人生いろいろ、怪文書もいろいろ。

それはさておき、結構前から選挙に出るための準備はしていたのだろうし、声も掛けられていたのだろう。 そして、そのための早稲田だったのだろう。 (これは非難ではなくて、それなりに好感を持って書いてるつもり)

片山虎さんが言ってた宮崎県の特殊事情ってのも凄いな。
近年でも(新)宮崎市長選での抗争や、郵政選挙造反組が当選しその復党問題が有り、知事選でも分裂。 保守同士のお家騒動がお国柄のようだ。

それにしても、自民・公明公認の持永氏惨敗はすごい。
組織の締め付けがないと、こういう事になるいう、ということだろうか。
持永氏が、あまりにも魅力が乏しいというのは分かるが、それにしてもすごい惨敗だった。

川村氏が当選、東氏が善戦して次点、持永氏が3位というならば、「まぁ、収まるところに収まったな」とか、そんな適当な感想を書いて済ませるところだけれど…
東氏があまりにも圧勝したことには、やはり驚いた。

ここ最近のリアルでの「祭り」である郵政選挙とか納豆・ペコちゃん・ホリエモンとかの世論の動きに、つまりマスコミの煽りと手のひら替えしにたやすく乗る「庶民」という存在が有るように思えて、ちょっとイヤな感じではある。
その延長線上に、この圧勝があると思えるから。
やはり、それなりに驚く。

フィリピンの大統領選挙みたいだという印象もあるけれど…。
かつてのタレント候補のようなカリスマがない、脛に傷どころではない経歴、オーラのない部分が、逆に今時は支持を集めるのだろうか。
談合事件に比べれば、罪は軽いという感じかな。
千葉で元副知事が落選、元キャバクラ嬢が当選したのを思い出す。

某所の書き込み

234 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/01/21(日) 21:48:35 ID:???
選挙活動はパフォーマンス全くなし(芸能人の応援演説を受けない等)、
私財を選挙費用に投入している清新さ、元官僚・公務員主導政治への
拒否反応が今回全て追い風になったんだろうと思う。

いずれにせよ、保守王国である宮崎がこれまで生み出したことのない
タイプの政治家が誕生したわけで、期待したい。



そのほか、青島幸夫の死去で、過去の「武勇伝」が報道されたこと
田中康夫の長野県政が、最近の知事不祥事に比較され、マスコミで評価されたことも、けっこう影響はあったのだろう。

青島幸夫、横山ノック、田中康夫…、橋本大二郎なんかと同じ系列なんだろうな。



東氏当選 タレント候補脱却の陰に20代ブレーン集団
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070121/skk070121005.htm
某所のカキコ

101 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/22(月) 00:04:05 ID:lMQ6HpMA0
>“チームそのまんま”

どっちかって言うと“チーム落下傘”だな
東を中心とした「東京の」政治家志望者が宮崎という実験場で思いついた政策をやる
宮崎という土地に愛着があるわけもないからバッサリとした政策をやるでしょ
宮崎を東京からの落下傘部隊に占領されたって所か・・・
まあ相手が分裂してるんじゃしょうがないかw

実務経験ゼロの机上の政策で振り回される宮崎県民・・・
しょうがないな。自分たちで選んだんだから
実務経験ゼロの“チームそのまんま”の政策がバシバシ有効である事を願うよ・・・('A`)


「チーム早稲田閥」という印象も有るかな。
マニフェストも読んでみたが… 普通に物足りないけれど、普通のマニフェストという印象。
他候補があまりに嫌われていたのだろうな。
落選した二人の敗戦の弁を見たが、敗因を分析できていない、たとえ分析していても語れないあたりで、東氏勝利も頷けるかな。 (なぜ保守分裂選挙になったか等)




JANJAN記者の分析が当たっていたみたいだ。

おかしな自民の候補者選び―出直し宮崎県知事選―
http://www.janjan.jp/column/0612/0612190746/1.php

 県民注視の中、自民党のこのおかしな候補者選びに対し、当然異議申し立てすべき候補者が出て然るべきだが、「相乗りはしない」という民主党が一向に覇気がない。宮崎県は保守王国。衆参国会議員5人(自民4、無所属1)。県会議員は42名のうち、32が自民、社民4、民主3、公明3となっている。

 唯一期待されているのが、前回の参院選挙で、自民の上杉光弘元自治相(64)を破った松下新平参院議員(40・無所属、民主党・新緑風会)である。彼はホームページに次のように書いているが、告示まで日数もなく、出馬の可能性は低いとみられる。

 「私はまず政治の責任において、出直し知事選挙において、県民の皆様にしっかりと選択肢をお示しすることであり、そのことに取り組んでいます」(12/7 新平コラム)。

 せっかくの出直し選挙が、このままでは有権者の選択肢も限られ、「県政はそのまんま」となりはしないか。



自民の候補者選びもおかしいが、民主党モナー
民主党が独自候補を立てていれば勝てたんじゃないのか?

「鳥」で泣きっ面に蜂〜出直し宮崎知事選
http://www.janjan.jp/column/0701/0701140030/1.php

 さはさりながら、今次選挙のキーワードは「しがらみ」。各候補の主張は、官製談合事件を念頭に、いかに自分が特定の個人や団体との「しがらみ」が薄いかを競っている。「しがらみ」のない人はいないが、問題はその中身。選挙が「しがらみ」の程度できまるのなら、最も有利な候補は、元タレント候補ということになろう。



鈴木康之記者の予想が的中しちゃったんだな。



前回の参院選挙で、自民の上杉光弘元自治相(64)を破った松下新平参院議員(40・無所属、民主党・新緑風会)のblogより

http://www.shinnpei.com/cgi-bin/dia_memo/dia_memo.cgi
[ 宮崎県知事選挙 序盤 ]

 新年行事に参加していますと、恐る恐る出直し知事選挙の話題になります。
 そこまでは、従来と同じですが、今回の選挙は、ここからが違います。

 A氏:今回の知事選挙は誰を応援してるの?
 B氏:う〜ん、知事選ね〜。(沈黙)ところで、あなたは誰を応援しているの?
 A氏:う〜ん、(沈黙)あなたから先に言って!
 B氏:う〜ん、今回は、誰からも頼まれていないし、会社からの指示も降りてきていないし・・・。
 A氏:そう言えば、ある大手の建設会社の新年挨拶会で、社長から知事選挙については、「皆さん自身がしっかり考えて、皆さんの判断で投票してください。」と言っていたとか。
 B氏:ほう!変わるもんだね。でも確かに、指示をしたら指示した人が落ちるのが、今回の選挙だしね。
 A氏:ところで、誰に入れる?
 B氏:う〜ん、これから、政策を聞いて判断しよっと。
 A氏:そうやね。

(略)
2007 / 01 / 07 (SUN)


出馬してたら、おそらく勝てていたような気がするが…
新庄が好きみたいだけれども、新庄がメジャー挑戦したような決断が民主党には無かった。
空気を読めない政党と、空気読んだタレントの差がでたのかな。

[ そのまんま東 氏 当選 ]↑

 宮崎県民の選択を厳粛に受け止めております。
 選挙戦、投票結果の分析が必要です。

 私は、国政の立場から、新知事、新体制をサポートして参ります。

 改めて、コメントを発表します。

2007 / 01 / 22 (MON)


とりあえずは、民主党は支持せざるを得ないという感じなのかな?
各政党の東争奪戦が始まるのか?

田中康夫はそのまんま東が嫌いらしい。
http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/archives/51387786.htmlのコメント欄より。

横浜市長あたりは、東を好きそうな雰囲気を感じるけれど、どうかな?

新知事は、マスコミ対策を早稲田閥で対応するのだろうかなぁ?



負けた方のマニフェストを見てみた。

http://www.mochinaga.net/
もちなが哲志マニフェスト
(数値・ 期間目標版)
・ 早急に民間人の参加による政策評価システムを導入。
クリーンな宮崎県を実現し、 メリハリの効いた財政運営を行うため、 政策評価
システムに学識経験者などの民間人を登用。
・ 4年間で150社の企業を誘致。
知事自らトップセールスを行い、 日本の第一線で活躍している経営者や中央官
庁・ 政府の人脈をフルに活用し、 企業を誘致。
・ 4年間で1000世帯を誘致。
宮崎の最大の競争力の一つである暮らしやすさを武器に、 企業誘致と併行して、
大都市圏の団塊の世代の大量退職者を中心に働きかけ、 住居を誘致。
・ 4年間で県民所得1 0%増加を目標とした経済運営を展開。
宮崎の宝である農林水産物品等を、 県外やアジア市場に売り込むと共に、 観光
振興を行うなどにより、 県内企業の収益を向上させ、 さらに、 製造業等の企業
を誘致・ 住居の誘致により、 県内経済を活性化させ、 県民所得水準を引き上げ。
・ 6年間で出生率の10%増加を目標に少子化対策を推進。
男女共同参画社会を定着させ、 女性が働きながら安心して子育てが出来る環境の
整備を推進。


これで全文。 写真と合わせてで2MBだとはなぁ。 しかも東のマニフェストが出てからあわて作った感じが丸出し。
 ついでにblogも見に行くが、官僚の日報かよ…
http://blogs.yahoo.co.jp/mochinaga1960

川村秀三郎は、官僚時代のノーパンしゃぶしゃぶ疑惑が蒸し返される。
TV局が少ない県だと、ネット依存者の比率は高そうなので、けっこう影響はあったろうな。
自身の離婚もネタに出来る東には、かなわないだろう。

愚直で正攻法の草の根選挙運動をやった東が勝つ余地は、充分にあったということか。
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