×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ベットがデカすぎる
名前は?
名なしだ
私は…
君の名前は知りたくない
君も俺も名前を持たない
ここでは名なしだ
変よ
君のことは何も知りたくない
どこに住み どこから来るかも
何一つ知りたくない
怖いわ
外の世界は忘れて この部屋で会うんだ
いいか
でもなぜ?
理由はこうだ
ここでは 名前は必要ない
違うか?
知ってることは すべて忘れるんだ 何もかも
知人のことや職業 どこに住んでいるかも
何もかも忘れて会う
できないわ
できる?
分からん
怖いか
来て
チャプター9 「名なし」 より
制作が1972年で、公開当時は大評判でポスターや評論は目にしていたけれど(ませたガキだ)、実際に見たのは何時だったのか?
「夜よ、さようなら」(1979)でマリア・シュナイダーが相変わらず素敵だと思った記憶があるから、この映画の日本公開時の1980年頃の名画座だったろうか? もう少し後に、両方とも名画座で、だったろうか?
それともビデオデッキを買ってから、相前後して借りたのだったか?
初見の時は、映画青年になんとなく自己投影してたようにも思う。
1972年と言えば、マーロン・ブランドはこの時48才。
同年にゴッドファーザーに出演、その後スーパーマンでの父親役、地獄の黙示録のカーツ(注…あたりの老けた/太った姿をリアルタイムで見ていたので、こういった役柄が逆に新鮮だった。
マリア・シュナイダーのファッションが、それこそ70年代初めのELLEそのまんまで羨ましかった。
「お金も貰わずに寝るなんてバカみたい」という評をネットで読み、苦笑したな。
1972年当時の中年親父のメルヘン映画だったようにも思う。 夢のように綺麗な映像だし。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD12406/index.html
【関連】
地獄の黙示録でコッポラが参考にした詩(くるつサン=カーツ)
エリオット詩集より うつろな男たち くるつサン――死ンダヨ
http://belena.blog70.fc2.com/blog-entry-22.html
PR
この記事にコメントする
この記事へのトラックバック
トラックバックURL:
ストラーロのファンなんですか?
撮影監督はそれほど…
そうですか。
私は、ベルトリッチのファンだったので、映画公開からかなり後で、「ラストタンゴインパリ」を見た記憶があります。
最近、「暗殺のオペラ」を思い出したりします。
伝説の英雄だった父親の真実。似たようなことはきっと現代の日本でも起きているんでしょうね。