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し のたまわく りに よりて おこなえば うらみ おおし
The Master said: "He who acts with a constant view to his own advantage will be much murmured against."
子曰:“君子喻於義,小人喻於利。”
し のたまわく くんしは ぎに さとり しょうじんは りに さとる
The Master said, "The mind of the superior man is conversant with righteousness; the mind of the mean man is conversant with gain."
「利」の訳し方もいろいろなんだな。
毎日新聞によると、最近の学校では「し のたまわく」ではなく「し いわく」と教えているらしい。 かなりの違和感…、
論語:子曰く「論語は小1から」!? 古典重視、音読広がる /東京
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2007/06/20070607ddlk13040425000c.html
Liang Hui Wang I: Mencius went to see king Hui of Liang. The king said, 'Venerable sir, since you have not counted it far to come here, a distance of a thousand li, may I presume that you are provided with counsels to profit my kingdom?'
孟子對曰:“王何必曰利?亦有仁義而已矣。王曰‘何以利吾國’?大夫曰‘何以利吾家’?士庶人曰‘何以利吾身’?上下交征利而國危矣。萬乘之國弒其君者,必千乘之家;千乘之國弒其君者,必百乘之家。萬取千焉,千取百焉,不為不多矣。苟為後義而先利,不奪不饜。未有仁而遺其親者也,未有義而後其君者也。王亦曰仁義而已矣,何必曰利?”
Mencius replied, 'Why must your Majesty use that word "profit?" What I am provided with, are counsels to benevolence and righteousness, and these are my only topics. 'If your Majesty say, "What is to be done to profit my kingdom?" the great officers will say, "What is to be done to profit our families?" and the inferior officers and the common people will say, "What is to be done to profit our persons?" Superiors and inferiors will try to snatch this profit the one from the other, and the kingdom will be endangered. In the kingdom of ten thousand chariots, the murderer of his sovereign shall be the chief of a family of a thousand chariots. In the kingdom of a thousand chariots, the murderer of his prince shall be the chief of a family of a hundred chariots. To have a thousand in ten thousand, and a hundred in a thousand, cannot be said not to be a large allotment, but if righteousness be put last, and profit be put first, they will not be satisfied without snatching all. There never has been a benevolent man who neglected his parents. There never has been a righteous man who made his sovereign an after consideration. Let your Majesty also say, "Benevolence and righteousness, and let these be your only themes." Why must you use that word - "profit?".'
「仁義」の英訳は benevolence and righteousness なんだな。
「利」は profit 。
新豐老翁八十八,頭鬢眉須皆似雪。玄孫扶向店前行,
左臂憑肩右臂折。問翁臂折來幾年,兼問致折何因緣。
翁雲貫屬新豐縣,生逢聖代無征戰。慣聽梨園歌管聲,
不識旗槍與弓箭。無何天寶大徵兵,戶有三丁點一丁。
點得驅將何處去,五月萬里雲南行。聞道雲南有瀘水,
椒花落時瘴煙起。大軍徒涉水如湯,未過十人二三死。
村南村北哭聲哀,兒別爺娘夫別妻。皆雲前後征蠻者,
千萬人行無一回。是時翁年二十四,兵部牒中有名字。
夜深不敢使人知,偷將大石捶折臂。張弓簸旗俱不堪,
從茲始免征雲南。骨碎筋傷非不苦,且圖揀退歸鄉土。
此臂折來六十年,一肢雖廢一身全。至今風雨陰寒夜,
直到天明痛不眠。痛不眠,終不悔,且喜老身今獨在。
不然當時瀘水頭,身死魂孤骨不收。應作雲南望鄉鬼,
萬人塚上哭呦呦。老人言,君聽取。
君不聞開元宰相宋開府,不賞邊功防黷武。
又不聞天寶宰相楊國忠,欲求恩幸立邊功。
邊功未立生人怨,請問新豐折臂翁。
新豐(しんぽう)の臂(うで)を折りし翁(おきな) 白居易
新豐の老翁(ろうおう) 八十八,
頭鬢(とうびん) 眉鬚(びしゅ) 皆 雪に似たり。
玄孫に 扶(たす)けられ 店前(てんぜん)を行く,
左臂(さひ)は 肩に憑(よ)り 右臂(うひ)は 折れたり。
翁に問ふ「 臂(うで) 折りてより 來(このかた)幾年ぞ」と,
兼(くは)へて問ふ「折るを致せしは 何の因縁ぞ」と。
翁 云ふ「貫(かん)は 新豐縣(しんぽうけん)に 屬し,
生まれて 聖代(せいだい)に逢(あ)って 征戰 無し。
梨園 の歌管(かかん)の聲(こえ)を 聽くに 慣(な)れ,
旗槍(きそう)と 弓箭(きゅうせん)とを 識(し)らず。
何(いくばく)も 無く 天寶(てんぽう) 大いに兵を 徴(ちょう)し,
戸(こ)に 三丁(さんてい) 有れば 一丁(いってい)を 點(てん)す。
點し得て 驅(か)り將(も)ちて 何處(いづく)にか 去(ゆ)く,
五月 萬里 雲南に行く。
聞道(きくなら)く 『雲南に 瀘水(ろすゐ) 有りて,
椒花(しょうか) 落つる時 瘴煙(しゃうえん) 起こり,
大軍 徒渉(としょう)すれば 水 湯の如く,
未(いま)だ 過(す)ぎざるに 十人に 二三は死す』と。
村南村北(そんなんそんほく) 哭聲(こくせい) 哀(かな)し,
兒(こ)は 爺孃(やじょう)に 別れ 夫は 妻に 別る。
皆 云(い)ふ『 前後 蠻(ばん)を征する者,
千萬人 行きて 一の廻(かへ)るもの無し』と。
是(こ)の時 翁 年二十四,
兵部(へいぶ)の 牒中(ちょうちゅう)に 名字(めいじ) 有り。
夜 深(ふ)けて 敢へて人をして知らしめず,
偸(ひそ)かに 大石を 將(も)ちて 槌(たた)きて臂(うで)を折る。
弓を 張り 旗を 簸(ふ)る 倶(とも)に堪(た)へず,
茲(これ)より 始めて 雲南に 征(ゆ)くを 免(まぬが)る。
骨 碎け 筋 傷(いた)むは 苦しからざるに非(あら)ず,
且(じばら)く圖(はか)る 揀(えら)び退けられて 鄕土に歸るを。
此(こ)の臂(うで) 折れてより 來(このかた) 六十年,
一肢(いっし) 廢(はい)すと雖(いへど)も 一身(いっしん) 全(まっと)うす。
今に至るも 風雨(ふうせつ) 陰寒(いんかん)の夜,
直(ただ)ちに 天明(てんめい)に 到るまで 痛みて 眠れず。
痛みて眠れざるも, 終(つひ)に 悔(く)いず,
且つ喜ぶ 老身 今 獨り在るを。
然(しか)らずんば 當時(とうじ) 瀘水(ろすい)の頭(ほとり),
身は死し 魂 孤(ひとり)にして 骨 收められず。
應(まさ)に 雲南 望鄕の鬼(き)と作(な)り,
萬人冢(ばんじんちょう)の上(ほとり) 哭(な)くこと 呦呦(いういう)たるべし。」
老人の言,君 聽取(ちょうしゅ)せよ,
君 聞かずや 開元の宰相(さいしょう) 宋開府(そうかいふ),
邊功(へんこう)を 賞(しょう)せずして 黷武(とくぶ)を 防ぐ。
又 聞かずや 天寶(てんぽう)の宰相 楊國忠(ようこくちゅう),
恩幸(おんこう)を 求めんと 欲して 邊功(へんこう)を立つ。
邊功 未(いまだ)だ立たざるに 人の怨(うら)みを 生ぜしを,
請(こ)ふ 問へ 新豐の 臂(うで)を折(お)りし翁(おう)に。
(大意)
老人が「二十四歳の時、自分で腕を折り徴兵を逃れた。後悔はしていない。」と語る。
パソコンの熱暴走は経験有るが、CRTが熱暴走とは…ちょっと焦る。
火を噴いたら、まだ捨てずにとってある15インチCRTでしのいで、液晶モニタを買うことになるだろうが…
とりあえず、扇風機の風を当てながら使用中。
その声は遠いところからきた
その声は非常に遠いところからきた
あらゆる囁きよりもひくく
あらゆる叫喚よりもたかく
歴史の水深よりさらにふかい
一〇八三〇メートルのエムデン海淵よりはるかにふかい
言葉のなかの海
詩人だけが発見する失われた海を貫通して
世界のもっとも寒冷な空気をひき裂き
世界のもっともデリケートな艦隊を海底に沈め
われわれの王とわれわれの感情の都市を支配する
われわれの死せる水夫とわれわれの倦怠を再創造する
その声は遠いところからきた
その声は非常に遠いところからきた
おお なぜなら
われわれは罪を犯すことができないから
われわれは恐怖の統計だ 恐怖の統計
われわれは肉欲の宣言だ 肉欲の宣言
われわれは罪を犯すことができない
おお なぜなら
われわれは個人ではない
われわれは群れであり 集団だ
われわれは集団そのものだ
その声は涙をとおってきた
その声は一滴の涙をとおってきた
あらゆる貧しきものよりも貧しく
あらゆるいとしきものよりもいとおしく
白熱せる心よりさらにはげしい
二千年前にひとりで死んだ男の痛ましさよりはるかにはげしい
言葉のなかの愛
詩人だけが発見する失われた愛を貫通して
世界のもっとも沸騰する瀑布にきらめき
世界のもっとも乾燥した咽喉にながれこみ
われわれのエネルギーとわれわれの皮膚に侵入する
われわれの信仰とわれわれのキスを破壊する
その声は涙をとおってきた
その声は一滴の涙をとおってきた
おお なぜなら
われわれは愛によって破滅することができないから
われわれは情熱の発明だ 情熱の発明
われわれは危機の情報だ 危機の情報
われわれは愛によって破滅することができない
おお なぜなら
われわれは孤独ではない
われわれは群れであり 集団だ
われわれは集団そのものだ
その声は「時」を超えてきた
その声はたったひとつの「時」を超えてきた
あらゆる過去よりも暗黒の未来をもち
あらゆる未来よりも輝ける過去をもち
神の慈悲よりさらにするどい
東京・中央標準時午後八時
二月の子午線を通過する「馭者」の光よりはるかにするどい
言葉のなかの「時」
詩人だけが発見する失われた「時」を貫通して
世界のもっとも青ざめた頬に接吻し
世界のもっとも荒廃した地平線に夕日を落とし
われわれの屍体とわれわれの淋しい停車場を掠奪する
われわれの科学とわれわれの血を偽証する
その声は「時」を超えてきた
その声はたったひとつの「時」を超えてきた
おお なぜなら
われわれは死ぬことができないから
われわれは不死の広告だ 不死の広告
われわれは消耗の政策だ 消耗の政策
われわれは死ぬことができない
おお なぜなら
われわれは個人ではない
われわれは群れであり 集団だ
われわれは集団そのものだ
その声をきいて
ついにわたしは母を産むであろう
その声をきいて
われわれの屍体は禿鷹を襲うであろう
その声をきいて
母は死を産むであろう
1955年、詩人が32歳のとき「荒地詩集」に発表。後に処女詩集『四千の日と夜』の巻末に載せられた。
今はネット上にたくさんの言葉が飛び交う時代だが、このときの詩人は「声」をどうやって聞いたのだろうか?