忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

民主党の候補者選びが難航しているようだが…
マスコミ人の田中康夫待望論というのは、かなり根深いものがあるなぁ

わたしなどは田中康夫擁立で、民主党、共産党、社民党が一致すれば石原知事に勝てるかもしれないと思っていたが、その現実的可能性はもはやない。

有田芳生の『酔醒漫録』:ビートたけしの東京都知事選
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2007/02/post_a92a.html

愛知県知事選挙での民主党と共産党は、最初は共闘の話もあったが、結局政策のすりあわせが出来ずに独自候補を立てる結果となった。
擁立の現実的可能性はともかく…
長野県の共産党は田中与党ではあった。 知事選直前に小沢一郎が支持表明もした。 しかし、それでも再選されなかった。
震災後のボランティア活動を売り物に出来そうな関西ならば、まだともかくも…と思う。

マスコミには、田中元知事はいろいろ美味しい話題を提供してくれたが…
『脱ダム宣言』の中身については、対案が提示できなかったことがやっと「脱『脱ダム宣言』」で報じられた程度。

田中康夫の敗因とそのまんま東の勝因の分析が出来ていないのではないか?
石原人気の分析も同様。


そのまんま東さんの本音は政治家になれさえすればよかった。自民党の推薦で参議院選挙に立候補するかもしれないと語っていたと証言する側近がいる。

側近というのは、どういう立場の人なのだろうか。
副知事問題の持永氏とは、出身が同じ。 国政を目指していた持永氏が知事に当選していたら、その地盤を引き継ぐというシナリオ?
別の噂として、知事選で持永氏潰しのため、刺客として川村氏陣営が声をかけたというのもある。

有田さんは東国原知事が自民党よりということで、かなり偏見というかバイアスがかかった見方ではないのかなぁ。

「タレント候補だから勝てた」という政党側の分析で、次の選挙に大量に芸能人・スポーツ選手が立候補しそうで、ちょっとイヤな感じではある今日この頃。

【追記】
有田さんの書く側近情報はここあたりのことかな?

AERA 「そのまんま東支えた人物」 2007年1月29日

 とはいえ、素人だけで戦えるほど「保守王国・宮崎」は甘くない。東選対には都城を地盤とする衆院議員古川禎久の支援者が入っている。その人物の親族で、大分県選出の衆院議員岩屋毅の選挙に関わる人物も加わった。古川の仇敵が、過去2度の衆院選で敗れて自民公認で知事選に出た持永哲志だ。
 東自身も昨年初めに自民党の有力者と接触したフシがある。関係者によると、狙いは今年夏の参院選か知事選。ところが談合事件がはじけ、知事選が前倒しになるなど県政界は大混乱。東は自民党から立つ機を逸したという。が、自民党は持永支持と前林野庁長官・川村秀三郎支持に分裂、独自出馬の東の追い風になった。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070129-01-0101.html

PR
マスコミに潰されたということかなぁ?
持永哲志氏の記者会見の報道は、いまのところこれだけかな?

「約束は」無念の持永氏 東国原知事、断念伝える
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200702090109

 先の知事選に立候補、落選した後、副知事就任が取りざたされていた元経済産業省課長の持永哲志氏(46)は9日、都城市内で記者会見を開き、東国原英夫知事から選任断念を伝えられたことを明らかにした。

 県民の中に賛否両論があるが、反対意見は拒絶反応に近く、選任が見送られたという。持永氏は「県民の役に立てるなら、と思って引き受けた。残念だし、寂しい」と無念さをにじませた。

 就任要請を白紙に戻されたことについては「残念だ。約束をほごにされた」としながら、「当初とは状況が異なり、非礼とは感じていない。県民の意識を重んじているのだろう」と淡々と語った。 

 持永氏によると、就任要請があったのは選挙直後の1月23日。宮崎市内で東国原知事から「宮崎は大変な時期にあり、県民総力戦で立て直したい。経済活性化を全力でやってほしい」と求められ、29日に承諾した。

 しかし、今月5日以降、「反発が強いので考えさせてくれ」と2、3回電話があるなど状況が変化。8日夜に「うまくいかないので、お断りしたい。申し訳ない」と断念を伝えられた。

【写真】「残念だし寂しい」。会見で無念さをにじませる持永氏=9日午後、都城市


100人のアンケートとはいい、6割が賛成と報じた宮崎日日新聞としては「反対意見は拒絶反応に近く」と書くしかないだろうな。

こっちの記事にも注目。
宮崎・東国原知事、持永氏の副知事登用断念…県民批判考慮
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07020952.htm
関係者によると、東国原知事が8日夜、持永氏に登用を断念したと伝えた。
県民らからの反発が強いことや、持永氏が土、日曜日に公務がない限り家族がいる東京に行きたいと要望していたことに対し、公務の支障になると判断したと、理由を伝えたという。

ここが知事が断念した一番の原因のように感じる。
議会対策などでは有効な手だろうけれど、地元に住まない副知事登用が今後県民の批判の的になるのは時間の問題だろう。
県民の支持率のみが頼みの知事としては、庇いきれない、というか筋が通らなくなる。

離婚して、宮崎に骨を埋めますと言い切った東国原知事との差が際だつばかり…
…というか、この報道が正しいならば、持永氏の政治的センスは皆無だな。
いまだに中央官庁出身者が地元に派遣・出向されたという感覚のままなのだろうか? 謎だ?

せっかく知事が「総力戦」という名目をかかげ、鳥インフルエンザなどで大変な時期というのに…


東知事の名刺は折らない…NewsX
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070129-OHT1T00118.htm

名刺折りパフォーマンスの元長野県職員藤井世高さんが新知事にエール。
相談役として登用なんてことはないかなぁ? 知事は何をしてはいけないのか、というアドバイスをもらったほうがいいような気がするな。
第1ラウンドは知事の圧勝だな。
普通に正論・現場感覚で発言し続ける知事に、宮崎日日新聞が自滅。

宮崎日日新聞 「くろしお | 社説」
めっきが剥げる?  2007年2月6日

 知事選で敵対した相手に「副知事就任を打診」には驚いた。これにはしがらみのない県政を願って一票を投じた県民から反発の声が上がる。ここは現場に立ち、じっくり県民の声に耳を立てることだ。安倍首相と同じ轍(てつ)は踏んでほしくない。

http://www.the-miyanichi.co.jp/column/index.php?typekbn=1&sel_group_id=6&top_press_no=200702062301


翌日、翌々日の紙面にこんな記事とアンケート結果が載る

東国原知事に賛成151件 持永氏打診で県に意見173件 2007年2月7日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200702070105
東国原知事の対立候補 「持永副知事」に6割賛成 2007年2月8日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200702080101

知事が追撃

そのまんま日記 02月08日

 宮崎日日新聞の社説の一部分に疑義・異論があり、社説を書いた方と公開で議論させてくれないか? と宮日新聞さんに申し出たが、「社説は宮日全体の意見である」とやんわり断られた。いろいろあるものだ。
 
 僕は別に恐怖政治をしようとも、周りにイエスマンだけを置こうとしている訳でも決してない。
 皆で自由闊達な議論をしながら、またその様子がオープンになり、県政や宮崎が少しでも風通しがよくなり、ガラス張りになり、皆が自由に政治参加し、新しくかつ活性化してくれればなと思っているだけなのである。
 
 副知事問題では、相変わらずメディアに激しい追究を受けている。あれはもう殆ど虐めに近い(笑)。

http://www.zunou.jp/higashi/diary2.cgi


実際の批判は「しがらみ」に取り込まれるのか? ということなので、そこあたりはスルーしてるけれど。

趣味の宮崎県watchをいつまでやっているんだか…  縁もゆかりもないのだが


東治男氏立候補へ 今夏の参院選宮崎選挙区 2007年2月7日 宮崎日日新聞

 今夏の参院選宮崎選挙区に元民放ニュースキャスターの東治男氏(61)が無所属で出馬する意向を固めたことが6日、分かった。来週にも記者会見して正式表明する。

 東氏は「宮崎があらゆる面で遅れつつある。年金制度、格差社会などの是正を国に訴えていきたい」と意欲をみせている。4日に後援会の主要メンバーから出馬への最終的な了承を得た。

 東氏は1945(昭和20)年高原町生まれ。小林高、日本大芸術学部を卒業し、68(同43)年にMRT宮崎放送に入社。2001年、報道部副部長で退職し、同年の参院選宮崎選挙区に民主、社民、自由、無所属の会の推薦を受け立候補したが落選した。

 次期参院選には自民現職の小斉平敏文氏(57)、元職の長峯基氏(66)=無所属、共産党県委員会書記長の馬場洋光氏(37)=共産公認=が立候補を表明している。
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200702070102


もう一人の東氏かぁ。 宮崎県内では知名度はある人のようだ。
サイトからは消えてしまった1月23日朝日新聞社説『宮崎知事選 「1票」が迫る荒療治』」によると

 昨年の福島、和歌山の出直し知事選でも、東氏のような知名度のある第3の候補者が旧弊打破を訴えていれば、どう転がったか分からない。

記事の一部はこっちに引用あり


朝日新聞社説氏によれば、東治男氏が知事選に出ても勝機はあったように思えちゃうけどなぁ?
ともあれ、今夏の参院選宮崎選挙で東氏が勝って、自民党が負ければ大事件だろうな。
東旋風 再び宮崎を襲う!」とか、新聞の見出しになるかも。
まず無いとおもうけれど



昨日のエントリー続報

東国原知事に賛成151件 持永氏打診で県に意見173件  2007年2月7日 宮崎日日新聞

 東国原知事が知事選で対立候補だった元経済産業省課長の持永哲志氏(46)を副知事候補の一人としていることについて、県秘書広報課の「県民の声」コーナーに5日午後5時から6日午後5時までに電話やメール、ファクスなどで173件の意見が寄せられた。

 同課によると、5日の知事会見を受けての反応が多く、うち151件は「持永氏はまじめで(副知事となっても)大丈夫」「知事の英断」など賛成意見だったという。

http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200702070105


2月5日の定例記者会見で「県民から疑問の声が上がってる」といって、知事から逆質問されキレた記者の立場はどうなるのか w
次の定例会見が、ちょっと楽しみではある。 知事が皮肉をいったら、かえって記者の私怨を煽ることになるだろうが… 芸能生活が長いから、たぶんそんなことはしないだろうな。


宮崎県知事定例記者会見
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/chiji/kaiken/index.html
宮崎知事選挙の衝撃から、そろそろまともな分析がいろいろ出てくるかと思ったら…
森永卓郎の2月5日付記事が、なんともはやな出来だった。 TVタックルの弄られ役キャラクターそのまんまの記事だ。

そのまんま東氏の向こうに安倍政権の長期化が見える
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/o/68/

 今回、自民党が敗れた第一の原因は従来、強力に機能していた組織の締め付けがまったく利かなかったからだ。
(略)
 それは考えてみれば当然の話だ。なぜなら、小泉内閣で、特定郵便局局長会や道路族に群がる建設会社など利権団体を次々につぶしてきたからだ。それが小泉構造改革の一つの側面だった。その結果、政治的には旧来型の選挙基盤を失うこととなった。

 宮崎県知事選は、そのことをまざまざと見せてくれた。


今回の宮崎県知事選挙は保守分裂選挙でもあり、「しがらみ」が争点になった選挙でもある。 組織を動かした方が負けという状況があり、小泉構造改革とは無関係だ。
だからその後の分析も、まるで説得力がない。

「そのまんま東」の知名度は抜群で、近年大学進学などでやや好感度がアップしてたといっても、どう考えても泡沫候補としての評価しかなかった。 小泉純一郎の個人的人気と「そのまんま東」の知名度は別物だ。 

今回の宮崎県知事選挙ともっと比較検討されるべきなのは、1993年宮城県知事選挙だろう。
1993年、公共工事をめぐるゼネコン汚職事件で県知事、仙台市長の逮捕されたときの選挙で、浅野史郎氏が初当選した。 1949年以来の非自民党の推薦を受けた知事だった。

このとき浅野史郎を推薦したのは、新生党・日本新党・さきがけ・社民連。
対立候補は自民・社会・民社党が推薦。 あと共産党候補と無所属が一人ずつ。

民主党は、今回の宮崎県知事選挙で保守分裂した候補に相乗りした時点で、1993年宮城県の社会党と同じ運命になったのではないだろうか?
当時の宮城県だって、そうとうに保守が強かったはず。 (ちょっと記憶が曖昧 (^_^;)
新生党・日本新党・さきがけ・社民連… 民主党の母体だろうに、今回は宮崎県民の不満の受け皿になれなかった。


ちなみに1997年宮城県知事選挙で淺野氏が再選されるが、この時は無所属での出馬。
対立候補は、自民・新進・公明党の推薦だった。 これは小沢一郎主導によるものだったが、その強引な手法が新進党系県議の一部が浅野氏支持に回る結果ともなった。
私が小沢一郎は選挙に弱いと思う根拠のひとつ。 もう一つは1991年東京都知事選。
まだまだ有るけれど。


有田芳生氏のblogに民主党国会議員との会話が載っていた。

有田芳生の『酔醒漫録』2007/01/30
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2007/01/post_7a50.html

 民主党の国会議員とこんな話をした。「そのまんま東はどうですか」「注目されているのが自分の実力だと勘違いしてきていないか。マスコミの関心は〈そのまんま東現象〉。知事室の椅子をパイプ椅子にするとか公用車を使わないと言っていたのに、行動で否定。もっと大きな問題でマ二フェストを否定すればマスコミは批判に転じる」「専門家の見方ではいずれ利権勢力に取り込まれるという」「そう、たとえば一律賃金カットが具体的に提案されると議会などの猛反発を生むだろう。そのとき議会を解散することができるかどうか」「そこで25歳以上で政策を支持する人たちに呼びかけて〈そのまんま党〉でも作って、与党議員を当選させることだ」


この民主党国会議員の予想は、かなりの確率で外れるだろうな。 新知事のマスコミ対応能力は、かなりのものだと思う。
また、議会解散し「そのまんま党」などという発想も、新知事にはないだろう。 そもそも改革派知事のなかに、それを試みて成功した例があるのだろうか?


日経BP森永卓郎の記事は、このあと安倍政権の今後について論じているが、ほとんど思いつきだけで書いているとしか思えない。
いちおう、突っ込んでおこうと思ったが、馬鹿がうつりそうな気分になったのでやめた。

【追記】
とはいいつつも…

 こうなると、日本の総理大臣は安倍家と小泉家のたすき掛け人事で決まるようになり、北朝鮮の金王朝と同じようになるのではないだろうか。

 悪夢のシナリオだが‥‥。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/o/68/04.html


まず、安倍ちゃんに子供がいないということもあるが…  阿部一族??


平成5年の細川護煕内閣に文部大臣・赤松良子、厚生大臣・大内啓伍が入閣したときのジョーク。

細川幕府発足で、やっと応仁の乱が終結した


このblogで、政治ネタはあんまり書きたくなかったのだがなぁ…
Copyright ©  -- 倫敦橋の隠れ里 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 妙の宴
powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]