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オーマイニュース編集長の動向についての言説を眺めてると、奇妙な既視感がある。
鳥越氏の体調に関することと、ジャーナリスト・メディアに対しての批判に不寛容な部分が、とある事件に関しての騒動に似ているのではないだろうか。
オーマイニュース編集長や一記者は、「死ぬ死ぬ詐欺」問題についてネットの一部の動向を強く非難していた。 編集部は10月の「月間市民記者賞」もあげていた。
どうやら、今回の編集長入院報道についても、同じ論理でJANJAN記者達を批判していくようだ。
… なんとなく、論争の先が読めてしまえるような気がして、うんざりだな。
「生命の尊厳」「市民ジャーナリズムの未来」「職業倫理」とか…
「絶対的正義」という言葉も、関連で連想。
言葉が軽いというか、インフレ状態のように感じたりする。
【関連リンク】
鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず〜迷走続くオーマイニュース
http://www.janjan.jp/media/0701/0701110911/1.php
鳥越俊太郎さん、しっかりしてください
http://www.janjan.jp/media/0701/0701140012/1.php
「鳥越編集長、辞任へ」の記事でわかったこと
http://www.janjan.jp/media/0701/0701158120/1.php
「言った」「言わない」(三田典玄の電網解説「だからそれは、さ」)
http://blog.mita.minato.tokyo.jp/archives/2007/01/post_372.html#more
ライブドアPJ編集長のエントリーも追加した方が良いか。
佐々木俊尚氏はオーマイニュースを食い物にするのか (PJニュース編集長 小田光康)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2844334/detail?rd
鳥越氏の体調に関することと、ジャーナリスト・メディアに対しての批判に不寛容な部分が、とある事件に関しての騒動に似ているのではないだろうか。
オーマイニュース編集長や一記者は、「死ぬ死ぬ詐欺」問題についてネットの一部の動向を強く非難していた。 編集部は10月の「月間市民記者賞」もあげていた。
どうやら、今回の編集長入院報道についても、同じ論理でJANJAN記者達を批判していくようだ。
… なんとなく、論争の先が読めてしまえるような気がして、うんざりだな。
「生命の尊厳」「市民ジャーナリズムの未来」「職業倫理」とか…
「絶対的正義」という言葉も、関連で連想。
言葉が軽いというか、インフレ状態のように感じたりする。
【関連リンク】
鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず〜迷走続くオーマイニュース
http://www.janjan.jp/media/0701/0701110911/1.php
鳥越俊太郎さん、しっかりしてください
http://www.janjan.jp/media/0701/0701140012/1.php
「鳥越編集長、辞任へ」の記事でわかったこと
http://www.janjan.jp/media/0701/0701158120/1.php
「言った」「言わない」(三田典玄の電網解説「だからそれは、さ」)
http://blog.mita.minato.tokyo.jp/archives/2007/01/post_372.html#more
ライブドアPJ編集長のエントリーも追加した方が良いか。
佐々木俊尚氏はオーマイニュースを食い物にするのか (PJニュース編集長 小田光康)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2844334/detail?rd
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去年8月のオーマイニュース準備blogをwatchして、こんなことを書いていた。
まさか、こんなに早く鳥越氏に引退の危機が訪れるとは思わなかったけれど。
「ニュースの職人」から「ニュースのネタ元」になってしまわれた。
こっちの真相も気になるなぁ。
鳥越俊太郎氏が“病床”からJANJAN記者を恫喝(ESPIO)
http://espio.air-nifty.com/espio/2007/01/post_bfd4.html
これが、逆の立場だったら鳥越編集長はどう答えるのだろうか?
オーマイニュースの市民記者が、取材先から同じようなことを言われる可能性は、常にあるはずなのだが。
記者個人を訴えるというのは、オリコンの事件があったばかりだ。
「オリコン」が烏賀陽個人を被告に5000万円の損害賠償訴訟
http://ugaya.com/column/061219oricon.html
元朝日新聞記者は「これが言論の自由へのテロでなくて何でしょう。民主主義の破壊でなくて何でしょう。これは体を張ってでも阻止せねばなりません。」と言っているわけだが…
今回の件は「ジャーナリスト同士のプライドを賭けた戦い」で有るらしいから、大人の決着はほどほどにして欲しいものだ。
鳥越氏が切れるカードは「癌」しか残っていないような気もするけれど。
絶対に失敗するだろうと思っているので、あんまり不安を感じていなかったりします。
スタッフのテコ入れ、総入れ替えしたところで、「オーマイニュース」で有る限り日本での成功はないのじゃないかな。
これで鳥越氏の引退が早まるならば、それにこそ意味があるのではないかな、などと思ってます。
う〜む、意地が悪すぎる見方かなぁ。
2006/08/05(土) 23:54:41 | 倫敦橋
http://belena.blog70.fc2.com/blog-entry-115.html#comment53
まさか、こんなに早く鳥越氏に引退の危機が訪れるとは思わなかったけれど。
「ニュースの職人」から「ニュースのネタ元」になってしまわれた。
こっちの真相も気になるなぁ。
鳥越俊太郎氏が“病床”からJANJAN記者を恫喝(ESPIO)
http://espio.air-nifty.com/espio/2007/01/post_bfd4.html
…「記事を書いたのはあなただから、あなた個人を訴える。すでに弁護士にも相談している。訂正するなら今のうちだ」などと病人とは思えぬ大声を張り上げながら、増田記者を恫喝したのだという。
これが、逆の立場だったら鳥越編集長はどう答えるのだろうか?
オーマイニュースの市民記者が、取材先から同じようなことを言われる可能性は、常にあるはずなのだが。
記者個人を訴えるというのは、オリコンの事件があったばかりだ。
「オリコン」が烏賀陽個人を被告に5000万円の損害賠償訴訟
http://ugaya.com/column/061219oricon.html
元朝日新聞記者は「これが言論の自由へのテロでなくて何でしょう。民主主義の破壊でなくて何でしょう。これは体を張ってでも阻止せねばなりません。」と言っているわけだが…
今回の件は「ジャーナリスト同士のプライドを賭けた戦い」で有るらしいから、大人の決着はほどほどにして欲しいものだ。
鳥越氏が切れるカードは「癌」しか残っていないような気もするけれど。
PJニュース編集長 小田光康氏がオーマイニュースへ「エール」を送っているが…
佐々木俊尚氏はオーマイニュースを食い物にするのか
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2844334/detail?rd
ヘーと思ったのは「PJの中にはオーマイニュースの市民記者に登録している者も数多い。わたしはこれを奨励している。」ということ。
一応ライバル関係だと思ったのだが、奨励していたというのには、ちょっと驚く。
blogを持っている記者が投稿記事を自サイトにも載せていたりするから、そういうのも推奨しているのかな。
同じ記事でも、目に触れる機会は多いほどいい。 むしろそうすべきということなのかしら?
記事の内容は、「内紛騒ぎは見苦しい、佐々木さんは立ち位置をはっきりさせるべき」かなぁ。
「食い物」というのは、後で始末記を書くのではないかという観測から、だろうな。
ただ、この人は相変わらず、ずれていると思うのは以下の部分。
今現在マスコミはオーマイニュースを持ち上げるのに必死だということが見えていない。
クリステルも取材に来たし、TBSも密着取材。 鳥越氏も「オーマイニュース編集長」の肩書きでメディアに露出し続けている。
既存マスコミは、オーマイニュースがネットで嘲笑の的になっていることを隠避し続けている。
それは何故なのか、ということを考えるべきだろうに。
それにしても小田光康氏は「既存マスコミからもっと注目されたい」という思いで、PJニュース編集長をやっているのだろうか?
あの「パブリック・ジャーナリスト宣言」の意気込みはどこへいったのやら。
【関連】
「パブリック・ジャーナリスト宣言」
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__976981/detail
佐々木俊尚:小田光康氏にインタビューした
http://blog.goo.ne.jp/hwj-sasaki/e/b1b83bdd9e9c611bc7b41a5a3fc3ea18
http://hotwired.goo.ne.jp/original/sasaki_it/050705/index.html
ライブドアPJに忠告し忘れた欠陥 [ブログ時評10]
http://dando.exblog.jp/2000900/
佐々木俊尚氏はオーマイニュースを食い物にするのか
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2844334/detail?rd
ヘーと思ったのは「PJの中にはオーマイニュースの市民記者に登録している者も数多い。わたしはこれを奨励している。」ということ。
一応ライバル関係だと思ったのだが、奨励していたというのには、ちょっと驚く。
blogを持っている記者が投稿記事を自サイトにも載せていたりするから、そういうのも推奨しているのかな。
同じ記事でも、目に触れる機会は多いほどいい。 むしろそうすべきということなのかしら?
記事の内容は、「内紛騒ぎは見苦しい、佐々木さんは立ち位置をはっきりさせるべき」かなぁ。
「食い物」というのは、後で始末記を書くのではないかという観測から、だろうな。
ただ、この人は相変わらず、ずれていると思うのは以下の部分。
内輪もめでサイトを盛り上がらせるようなことはして欲しくない。それこそ、マスコミからの嘲笑の的になってしまう。「やはり、市民ジャーナリズムはファントムだったのだ」と。
今現在マスコミはオーマイニュースを持ち上げるのに必死だということが見えていない。
クリステルも取材に来たし、TBSも密着取材。 鳥越氏も「オーマイニュース編集長」の肩書きでメディアに露出し続けている。
既存マスコミは、オーマイニュースがネットで嘲笑の的になっていることを隠避し続けている。
それは何故なのか、ということを考えるべきだろうに。
それにしても小田光康氏は「既存マスコミからもっと注目されたい」という思いで、PJニュース編集長をやっているのだろうか?
あの「パブリック・ジャーナリスト宣言」の意気込みはどこへいったのやら。
【関連】
「パブリック・ジャーナリスト宣言」
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__976981/detail
佐々木俊尚:小田光康氏にインタビューした
http://blog.goo.ne.jp/hwj-sasaki/e/b1b83bdd9e9c611bc7b41a5a3fc3ea18
http://hotwired.goo.ne.jp/original/sasaki_it/050705/index.html
ライブドアPJに忠告し忘れた欠陥 [ブログ時評10]
http://dando.exblog.jp/2000900/
佐々木氏がドンキホーテならば、参加型ジャーナリズムはさしずめ「幻の姫ドルシネア」か?
その正体は、あばずれ女のアルドンサだったけれど…
それはさておき、ここのところの一連の「内部告発」は、佐々木氏がオーマイニュースから「ロックアウト」でもされているのだろうか? なんとも不可解。
この組織の意志決定のプロセスは、いったいどうなっているのだろうか?
これは佐々木俊尚氏が、平野日出木デスク・西野デスクを説得できなかったことを、読者に向かって報告しているのだろうか?
それともデスクよりも上の人達に向かって「これだけオピニオン会員や読者に支持されている私の意見を取り入れて、両デスクを更迭するように」と働きかけているのだろうか?
あるいは、佐々木氏がオーマイニュースから離れるにしても、それなりに読者には筋を通しておきたい、ということなのか?
佐々木氏が、何をどうしようとしているのか解らない。
さらに解らないのは、オーマイニュースの上層部の思惑だ。 代表や孫正義氏は何を考えているのだろうか?
−−−
オーマイニュースは現在newsingと提携を進めているようだけれど……、つまりは記事の評価とコメント欄を外部に丸投げするということだ。
なんともはや… なさけない、…とは思わないのかなぁ?
今更ながらの実名/匿名論争にもうんざり。
パソコン通信時代の論争を読んでいるような気がした。
コメント欄に「責任のある参加」を求めることと、実名登録というのは無関係だと思うのだがなぁ。
オピニオン会員は、メールアドレスとTB、コメント欄のあるblog設置者のみ許可、というあたりで手を打ったらどうだったろうか?
−−−
佐々木氏の記事はCNET「今日の主要記事」として、『ビル・ゲイツ氏に聞く』の下に掲載されている。
それなりに注目度が高い記事なのだろうけれど…記事の内容が日本版オーマイニュース迷走というのは、なんともトホホだ。
ビル・ゲイツ氏もネット事業に関しては、かならずしも成功していない。 ポータルサイトとしては、他社に負けっぱなしだった。
それでも日本版MSNジャーナルは、無名だった田中宇や田口ランディをメジャーにするきっかけにはなった。
田中宇氏の手法は「インターネット的」と、当時は持て囃されたものだけれど…
オーマイニュース編集部のネットの認識は、この当時の段階から、まるで進歩していない、むしろ退化しているように思える。
なぜ、彼らがネット事業に関わることが出来たのか、ものすごく不思議だ。
オーマイニュースブログ〜編集局から〜: 佐々木俊尚のオーマイニュースへの疑問 (上)(下)
http://www.ohmynews.co.jp/blog/archives/2006/08/post_116.html
http://www.ohmynews.co.jp/blog/archives/2006/08/post_118.html
OhmyNews:記事の質、最終的には「説得力」
http://www.ohmynews.co.jp/MediaCriticism.aspx?news_id=000000001658
CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:私がオーマイニュースに批判を書いた理由
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/08/post_6.html
CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:オーマイニュースの記事への批判に答えて
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/09/post_7.html
月刊誌「論座」12月号「市民ジャーナリズムは、混乱と炎上を越えて立ち上がるか オーマイニュース日本版船出の裏側」
http://opendoors.asahi.com/ronza/story/
CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:平野日出木さん、本当にそれでいいんですか?(上)(下)
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/11/post_8.html
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/11/post_9.html
その正体は、あばずれ女のアルドンサだったけれど…
それはさておき、ここのところの一連の「内部告発」は、佐々木氏がオーマイニュースから「ロックアウト」でもされているのだろうか? なんとも不可解。
この組織の意志決定のプロセスは、いったいどうなっているのだろうか?
これは佐々木俊尚氏が、平野日出木デスク・西野デスクを説得できなかったことを、読者に向かって報告しているのだろうか?
それともデスクよりも上の人達に向かって「これだけオピニオン会員や読者に支持されている私の意見を取り入れて、両デスクを更迭するように」と働きかけているのだろうか?
あるいは、佐々木氏がオーマイニュースから離れるにしても、それなりに読者には筋を通しておきたい、ということなのか?
佐々木氏が、何をどうしようとしているのか解らない。
さらに解らないのは、オーマイニュースの上層部の思惑だ。 代表や孫正義氏は何を考えているのだろうか?
−−−
オーマイニュースは現在newsingと提携を進めているようだけれど……、つまりは記事の評価とコメント欄を外部に丸投げするということだ。
なんともはや… なさけない、…とは思わないのかなぁ?
今更ながらの実名/匿名論争にもうんざり。
パソコン通信時代の論争を読んでいるような気がした。
コメント欄に「責任のある参加」を求めることと、実名登録というのは無関係だと思うのだがなぁ。
オピニオン会員は、メールアドレスとTB、コメント欄のあるblog設置者のみ許可、というあたりで手を打ったらどうだったろうか?
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佐々木氏の記事はCNET「今日の主要記事」として、『ビル・ゲイツ氏に聞く』の下に掲載されている。
それなりに注目度が高い記事なのだろうけれど…記事の内容が日本版オーマイニュース迷走というのは、なんともトホホだ。
ビル・ゲイツ氏もネット事業に関しては、かならずしも成功していない。 ポータルサイトとしては、他社に負けっぱなしだった。
それでも日本版MSNジャーナルは、無名だった田中宇や田口ランディをメジャーにするきっかけにはなった。
田中宇氏の手法は「インターネット的」と、当時は持て囃されたものだけれど…
オーマイニュース編集部のネットの認識は、この当時の段階から、まるで進歩していない、むしろ退化しているように思える。
なぜ、彼らがネット事業に関わることが出来たのか、ものすごく不思議だ。
オーマイニュースブログ〜編集局から〜: 佐々木俊尚のオーマイニュースへの疑問 (上)(下)
http://www.ohmynews.co.jp/blog/archives/2006/08/post_116.html
http://www.ohmynews.co.jp/blog/archives/2006/08/post_118.html
OhmyNews:記事の質、最終的には「説得力」
http://www.ohmynews.co.jp/MediaCriticism.aspx?news_id=000000001658
CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:私がオーマイニュースに批判を書いた理由
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/08/post_6.html
CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:オーマイニュースの記事への批判に答えて
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/09/post_7.html
月刊誌「論座」12月号「市民ジャーナリズムは、混乱と炎上を越えて立ち上がるか オーマイニュース日本版船出の裏側」
http://opendoors.asahi.com/ronza/story/
CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:平野日出木さん、本当にそれでいいんですか?(上)(下)
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/11/post_8.html
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/11/post_9.html
janjanだと、記者にミニコミ誌(懐かしい言葉だな)の経験がある人が意見や企画を出しているという印象がある。 雑誌を一から手作り、企画を考え取材して記事を書いて売るという一連の行為を経験した人もいるように見える。
「草の根」ということを、それなりに理解・体験しているのではないだろうか。
ライブドアPJが発足したのは2005年2月。 つい最近のような遠い昔のような…
当時のネット記事を改めて読んでみると、いろいろと懐かしい。 ほりえもん事態が社会現象でもあり、ニッポン放送買収騒動の渦中での船出だった。
妙にさめている堀江社長と、変に熱い小田光康編集長のコントラストが奇妙だった。
『大手メディアの記事の配信をうけたうえで、その「彩り」として載せる』(注1という評が、やはり適当だったように思う。
ライブドアPJは、ジャーナリスト主導じゃなくてIT業界主導という印象。
敢えて言えば「くちコミサイト」を発展させて、そこにジャーナリズム機能を(おまけで)追加させたような感じがする。
8千円を払って、正味7時間の研修を経て記者登録… 微妙ではある。
つまりは在野の「凄い人」発掘ではなくて、「素人記者募集」ということだから… どこか志が低いという印象が有る。
「安上がりにしろうとを雇ってニュースを補強」(注2という批判は当初からあった。
***
韓国でもblogの発達のためか、一時の勢いのないオーマイニュース創設者呉連鎬氏。
ブランドとしての「オーマイニュース」が欲しかったSB孫正義氏。
二人が集めた日本版創設スタッフは、ネットとは縁が薄かった新聞社勤務経験者を中心とした布陣だった。
ここあたりの経緯が、かなり謎だ。 先行したニュースサイトを研究した結果とも思えない。
韓国版がversion1、international版がversion2で、日本版がversion3の最新版になると思いきや…
最近のトレンドを全部入れるものとばかり思ってたのだが…
出来たのは、なぜかβ版。 最初から作り直しした形だ。
韓国版やinternational版のサイト継承しないで、日本独自路線で行くと決めたのは、かなり謎だ。
韓国でのビジネスモデルは、そのまま日本で適用できないというのは当初から指摘はされていたが、システムそのものまで作り直すのは理解できない。
謎ばかりが多い新事業だ。 どこまで本気だったのだろうか。 7億円を使うようなプロジェクトとは思えないような杜撰さを感じる。
とりあえず、見栄えだけは他のニュースサイトに似てはいるが、ここまで操作性が最悪なサイトを作らせるのは、実際にはネットを利用したことのない人が主導したからなのだろう。 活字媒体のデザイナー優先でSE不在というか…、ユーザーも不在だ。
IEでのスクリーンショットを雑誌に掲載させることのみにこだわった設計のように感じる。
「草の根」経験のありそうなjanjan編集部、ITベンチャー業界の色が濃いライブドアPJに比べると、オーマイニュース編集部は、エリートというか「マスコミギョーカイ」的な印象。
マスコミ業界の中では、それなりに有能では有ったのだろうが、会社の肩書きで仕事が出来ていたのか個人の力量でやっていたのか、かなり怪しい。
普通のポータルサイトだったら、それなりの仕事は出来た人たちなのかもしれないけれど…
創刊初期には「オーマイ速報」もあった。 他メディアのニュースをまる写しした転電までして「総合ニュースポータル」という形にこだわっていた。
これも、活字メディア出身者の発想のように思う。
体裁やページ総数があらかじめ決まっていて、空白は許されない。埋め草的記事がどうしても必要だという習性が抜けていなかったのではないか?
janjanやライブドアPJをそれなりに研究した部分が有るとすれば、アクセス数はそれほど稼げないという事のみじゃないのだろうか。
開設当初だけは爆発的なアクセスが殺到したけれども、これはあくまで想定外で、先行した市民ニュースサイトと同程度のアクセスしか見込んでいなかったように思える。
とはいえ、編集部としてはアクセスアップを図らなければいけない。
ビジネスという側面以外にも、佐々木俊尚氏は「場の中立性」という面からも参加者の増大が必要と考えていたようだが…
コメント欄は「この記事にひと言」と題されている。 表示されるのは5つのみ。
これは「ひと言」以上のコメントは欲しくないし、また読みたくもないし、誰も読まないものだと考えていたとしか思えない。
それが若干変化して「コメント欄も大切だよ」とアドバイスしたのは佐々木氏かな。
アクセス数アップには、最も手っ取り早い方法だ。
創刊時の鳥越編集長は、『異なる意見戦う場に〜創刊にあたって』という創刊の辞を書いているが…
http://www.ohmynews.co.jp/InterView.aspx?news_id=000000000083
しかし誰が、どこで、何と、どうやって「戦う」ことを想定していたのか、かなり疑問に思う。
「市民記者が、オーマイニュースで、右傾化した日本に、良質な記事を大量に投稿して、戦う」というイメージしか無かったのではないか?
市民記者が一致団結したいくようなことを考えていたのだろうなぁ…
オーマイニュースという場を「壁新聞」というイメージでしか捉えていないのではないか?
現実には記者vsコメンテーターという形になってしまった。
それにしても喜怒哀楽驚マークは誰のアイデアなんだろうか? 最初からあったのだろうか??
キャラクター掲示板は珍しくないけれど、喜怒哀楽驚恐という表示にしたのは独創的(?)なのかもしれない。 鳥越編集長のアイデアなのかな。
スラッシュドットやdiggのカルマなどと一見似ているけれど、記事の評価に繋がるわけではない。 まったく無駄な機能だ。
***
オーマイニュース日本版は旧態依然とした壁新聞とweb2.0の不器用な結合だったと思う。
普通の「壁新聞」のみを目指していたならば、それなりにニッチな需要は有ると思う。
そこにweb2.0という概念を、むりやりくっつけたため、ここまで混乱したのだろうな。
「草の根」ということを、それなりに理解・体験しているのではないだろうか。
ライブドアPJが発足したのは2005年2月。 つい最近のような遠い昔のような…
当時のネット記事を改めて読んでみると、いろいろと懐かしい。 ほりえもん事態が社会現象でもあり、ニッポン放送買収騒動の渦中での船出だった。
妙にさめている堀江社長と、変に熱い小田光康編集長のコントラストが奇妙だった。
『大手メディアの記事の配信をうけたうえで、その「彩り」として載せる』(注1という評が、やはり適当だったように思う。
ライブドアPJは、ジャーナリスト主導じゃなくてIT業界主導という印象。
敢えて言えば「くちコミサイト」を発展させて、そこにジャーナリズム機能を(おまけで)追加させたような感じがする。
8千円を払って、正味7時間の研修を経て記者登録… 微妙ではある。
つまりは在野の「凄い人」発掘ではなくて、「素人記者募集」ということだから… どこか志が低いという印象が有る。
「安上がりにしろうとを雇ってニュースを補強」(注2という批判は当初からあった。
***
韓国でもblogの発達のためか、一時の勢いのないオーマイニュース創設者呉連鎬氏。
ブランドとしての「オーマイニュース」が欲しかったSB孫正義氏。
二人が集めた日本版創設スタッフは、ネットとは縁が薄かった新聞社勤務経験者を中心とした布陣だった。
ここあたりの経緯が、かなり謎だ。 先行したニュースサイトを研究した結果とも思えない。
韓国版がversion1、international版がversion2で、日本版がversion3の最新版になると思いきや…
最近のトレンドを全部入れるものとばかり思ってたのだが…
出来たのは、なぜかβ版。 最初から作り直しした形だ。
韓国版やinternational版のサイト継承しないで、日本独自路線で行くと決めたのは、かなり謎だ。
韓国でのビジネスモデルは、そのまま日本で適用できないというのは当初から指摘はされていたが、システムそのものまで作り直すのは理解できない。
謎ばかりが多い新事業だ。 どこまで本気だったのだろうか。 7億円を使うようなプロジェクトとは思えないような杜撰さを感じる。
とりあえず、見栄えだけは他のニュースサイトに似てはいるが、ここまで操作性が最悪なサイトを作らせるのは、実際にはネットを利用したことのない人が主導したからなのだろう。 活字媒体のデザイナー優先でSE不在というか…、ユーザーも不在だ。
IEでのスクリーンショットを雑誌に掲載させることのみにこだわった設計のように感じる。
「草の根」経験のありそうなjanjan編集部、ITベンチャー業界の色が濃いライブドアPJに比べると、オーマイニュース編集部は、エリートというか「マスコミギョーカイ」的な印象。
マスコミ業界の中では、それなりに有能では有ったのだろうが、会社の肩書きで仕事が出来ていたのか個人の力量でやっていたのか、かなり怪しい。
普通のポータルサイトだったら、それなりの仕事は出来た人たちなのかもしれないけれど…
創刊初期には「オーマイ速報」もあった。 他メディアのニュースをまる写しした転電までして「総合ニュースポータル」という形にこだわっていた。
これも、活字メディア出身者の発想のように思う。
体裁やページ総数があらかじめ決まっていて、空白は許されない。埋め草的記事がどうしても必要だという習性が抜けていなかったのではないか?
janjanやライブドアPJをそれなりに研究した部分が有るとすれば、アクセス数はそれほど稼げないという事のみじゃないのだろうか。
開設当初だけは爆発的なアクセスが殺到したけれども、これはあくまで想定外で、先行した市民ニュースサイトと同程度のアクセスしか見込んでいなかったように思える。
とはいえ、編集部としてはアクセスアップを図らなければいけない。
ビジネスという側面以外にも、佐々木俊尚氏は「場の中立性」という面からも参加者の増大が必要と考えていたようだが…
http://opendoors.asahi.com/ronza/story/
「水清ければ魚住まず」という言葉があるが、ノイズのない場所、石のないところからは素晴らしい「玉」は生まれないのである。つまり、市民参加型メディアでは、玉石混交を前提にしつつ、母集団をできるだけ大きくするということが大切なのだ。
コメント欄は「この記事にひと言」と題されている。 表示されるのは5つのみ。
これは「ひと言」以上のコメントは欲しくないし、また読みたくもないし、誰も読まないものだと考えていたとしか思えない。
それが若干変化して「コメント欄も大切だよ」とアドバイスしたのは佐々木氏かな。
アクセス数アップには、最も手っ取り早い方法だ。
創刊時の鳥越編集長は、『異なる意見戦う場に〜創刊にあたって』という創刊の辞を書いているが…
http://www.ohmynews.co.jp/InterView.aspx?news_id=000000000083
しかし誰が、どこで、何と、どうやって「戦う」ことを想定していたのか、かなり疑問に思う。
「市民記者が、オーマイニュースで、右傾化した日本に、良質な記事を大量に投稿して、戦う」というイメージしか無かったのではないか?
市民記者が一致団結したいくようなことを考えていたのだろうなぁ…
オーマイニュースという場を「壁新聞」というイメージでしか捉えていないのではないか?
現実には記者vsコメンテーターという形になってしまった。
それにしても喜怒哀楽驚マークは誰のアイデアなんだろうか? 最初からあったのだろうか??
キャラクター掲示板は珍しくないけれど、喜怒哀楽驚恐という表示にしたのは独創的(?)なのかもしれない。 鳥越編集長のアイデアなのかな。
スラッシュドットやdiggのカルマなどと一見似ているけれど、記事の評価に繋がるわけではない。 まったく無駄な機能だ。
***
オーマイニュース日本版は旧態依然とした壁新聞とweb2.0の不器用な結合だったと思う。
普通の「壁新聞」のみを目指していたならば、それなりにニッチな需要は有ると思う。
そこにweb2.0という概念を、むりやりくっつけたため、ここまで混乱したのだろうな。