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オーマイニュース編集長の鳥越俊太郎氏(66)の世代観がずれている件について。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/heiwa/nipponni/news/20060801ddm041040144000c.html
「戦争を知らないこども達」という歌が流行ったのが1970年で、その歌を知らない世代が今のネットの中心なんだがなぁ…
『「戦争を知らないこども達」を知らない子供達』にとっての韓国経済はどう見えているか考えないのだろうか。
たとえば1975年生まれだとソウルオリンピックの1988年は13歳、NICsから NIEs(Newly Industrializing Economies, 新興工業経済地域)と呼び名が変わった頃だ。 「漢口の奇跡」が喧伝され、中進国とか呼ばれていた。 1997年、22歳のときにアジア通貨危機、韓国はIMFの管理下になってる。
先進国を目指す途中で一度躓いた国、というイメージじゃないのか?
一九七五年前後に生まれた世代について、いくつかの本が考察している。
島田裕巳著「宗教としてのバブル」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4797333413/503-1168760-6805514?v=glance&n=465392
これは「バブルを知る世代と知らない世代の価値観はどのように異なるのか?」について考察してる新書。
坪内祐三著『一九七二―「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4163596801/503-1168760-6805514?v=glance&n=465392&s=books
これは3億円事件を知らない世代に向けて書かれた連載、という側面もある。
一九七五年前後に生まれた世代は「団塊ジュニア」とか言われて、10代の頃からいろいろ論じられてきた世代でもある。 人口が多いから商売のターゲットにもされた。
バブル崩壊後を「失われた十年」というけれど、そのとき就職難だった世代が自らを「失われた世代」と自称していたりもする。*注
そもそも「戦争を知らない」は団塊の世代の枕詞だった。 小沢一郎が「普通の国」と言っていたとき、上の世代からそう批判されていたものだった。 というか、そう批判していた側に鳥越氏は居たように思うのだが。
それはさておき、韓国のオーマイニュースの躍進を支えたのが【386世代】。
30代、80年代の活動家、60年代生まれで「朝鮮戦争を知らない世代」だ。
鳥越氏の世代認識、歴史認識はどうなっているのだろうか?
こんなことを書いているのだが…
http://www.ohmynews.co.jp/blog/archives/2006/06/post_50.html
*
ちなみに中国での「失われた世代」は、文革の時代に下放(農村に配属)されたり、勉学の機会を奪われた世代。現在 50才代。
「Lost Generation」から派生した言葉なんだろうな。 第一次世界大戦後に青年期を迎えた多くのアメリカ人たちや作家を指していた。 ヨーロッパでは「1914年世代」とも呼ばれてる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/失われた世代
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/heiwa/nipponni/news/20060801ddm041040144000c.html
編集長の鳥越俊太郎さん(66)は「戦争を知らない若い世代が、経済発展した韓国に違和感を覚え、過去にあった差別意識を再生産した。ネットという匿名の場に、ネガティブな感情が噴出している。書き込み可能な読者の登録制は、当初からの予定通り」と語る。
「戦争を知らないこども達」という歌が流行ったのが1970年で、その歌を知らない世代が今のネットの中心なんだがなぁ…
『「戦争を知らないこども達」を知らない子供達』にとっての韓国経済はどう見えているか考えないのだろうか。
たとえば1975年生まれだとソウルオリンピックの1988年は13歳、NICsから NIEs(Newly Industrializing Economies, 新興工業経済地域)と呼び名が変わった頃だ。 「漢口の奇跡」が喧伝され、中進国とか呼ばれていた。 1997年、22歳のときにアジア通貨危機、韓国はIMFの管理下になってる。
先進国を目指す途中で一度躓いた国、というイメージじゃないのか?
一九七五年前後に生まれた世代について、いくつかの本が考察している。
島田裕巳著「宗教としてのバブル」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4797333413/503-1168760-6805514?v=glance&n=465392
これは「バブルを知る世代と知らない世代の価値観はどのように異なるのか?」について考察してる新書。
坪内祐三著『一九七二―「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4163596801/503-1168760-6805514?v=glance&n=465392&s=books
これは3億円事件を知らない世代に向けて書かれた連載、という側面もある。
一九七五年前後に生まれた世代は「団塊ジュニア」とか言われて、10代の頃からいろいろ論じられてきた世代でもある。 人口が多いから商売のターゲットにもされた。
バブル崩壊後を「失われた十年」というけれど、そのとき就職難だった世代が自らを「失われた世代」と自称していたりもする。*注
そもそも「戦争を知らない」は団塊の世代の枕詞だった。 小沢一郎が「普通の国」と言っていたとき、上の世代からそう批判されていたものだった。 というか、そう批判していた側に鳥越氏は居たように思うのだが。
それはさておき、韓国のオーマイニュースの躍進を支えたのが【386世代】。
30代、80年代の活動家、60年代生まれで「朝鮮戦争を知らない世代」だ。
鳥越氏の世代認識、歴史認識はどうなっているのだろうか?
こんなことを書いているのだが…
http://www.ohmynews.co.jp/blog/archives/2006/06/post_50.html
ただ一つだけ私の考えを言っておきますが、日本人、いや人間の記憶は歴史の形成に重要な意味を持っていると思いますので、オーマイニュースの中でできるだけ多くの「記憶の広場」を作って皆さんの記憶とまたそれについての議論も掲載していこうと思います。
そういう意味では現在を中心にして両端に過去と未来がぶら下がっている天秤みたいなものをイメージして頂けたらいいかと思います。それが私たちオーマイニュースが求めているニュースです。
*
ちなみに中国での「失われた世代」は、文革の時代に下放(農村に配属)されたり、勉学の機会を奪われた世代。現在 50才代。
「Lost Generation」から派生した言葉なんだろうな。 第一次世界大戦後に青年期を迎えた多くのアメリカ人たちや作家を指していた。 ヨーロッパでは「1914年世代」とも呼ばれてる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/失われた世代
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当事者発言や当事者記述が主観的なものでしかなく、文献絶対主義の歴史が揺らいでいる時代に、なんというお気楽な歴史観…。