忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

烏賀陽氏は喧嘩のやり方を知らないのかな? などと書いてしまったが、そうでもないみたい。
かつての上司 森啓次郎氏をギャフンといわせた戦歴が有った。

■元週刊朝日編集長・森啓次郎氏からの抗議文について■
http://ugaya.com/column/taisha_morikeijiro.html

2003年当時に、この事件というかサイトを読んでいたはずなのだが、同一人物だとは気がつかなかった。 ましては音楽中心のライターになっていたとはなぁ…

ネットの取材経験やパソコン情報誌編集部に在籍、ネットで連載の仕事をしていても、どことなく浮いてしまうような行動(チェーンメール的行動)をとってしまったというところだろうか?

今回の騒動は、ピンチじゃなくてチャンスだと思うのだがなぁ。
しっかりとオリコンの謎を追究してもらいたいところだ。
「暴露本」じゃなくて、ちゃんと取材した本を出せば、売れるのではないか?



森啓次郎について

1948年生まれ、東京都出身。
70年代は「科学朝日」、80年代は「週刊朝日」の編集部員。
90年代は「Asahiパソコン」「ぱそ」「週刊朝日」編集長を歴任。
ビルゲイツインタビューの「アサヒパソコン」は10万部超えと、名物記者・編集長だった。
現在、朝日ニュースターニュース・キャスター。

愛称は「モリピカ」「六本木の怪僧ラスプーチン」「森K」(もりけー)

視点: 森啓次郎エッセイ
http://asahi-newstar.com/program/shiten/cast/
PR
烏賀陽弘道氏の騒動で、もう一人の朝日新聞OB記者のことを思い出した。

W杯取材記者落第てん末記 (中条一雄 2006/10/10)
http://www.vivasoccer.net/freekick/freekick07_1.htm
http://www.vivasoccer.net/freekick/freekick07_2.htm
http://www.vivasoccer.net/freekick/freekick07_3.htm

元朝日新聞記者の中条氏の、記者としてW杯ドイツ大会の取材を出来なかった不満と協会広報への批判手記です。
74年西ドイツ大会以来日本サッカーを取材してきたベテラン記者だけど、近年は代表のホームでの取材活動のみで、Jリーグの試合は見ていなかったそうだ。
そのことが、記者証不発行に繋がったらしい。

 つまりは、広報部というところは、サッカーの宣伝をし、普及させることだけが仕事ではないらしい。取材記者をチェックし、その出欠をまるで小学生の通信簿のようにテイク・ノートしておくのも仕事らしい。たぶんコンピュターでも使って、成績一覧表でも作っているのだろう。そんな仕事に高い給料を払っているのか。記者は優劣を審査され差別される。こりゃ、人権問題だ。いやだなあ。やっぱり引け時か。



うーむ、ここで「人権問題」ですかぁ。 「高い給料」というのにも、妙にこだわってるし。
これは朝日新聞OBの芸風なんだろうかなぁ?

それについてblog界(?)では、一応はベテラン記者への敬意を表し、協会広報への批判にも理解を示してはいるけれども……かなり手厳しい。

中坊コラムの日記:いやはや
http://d.hatena.ne.jp/tyuubou/20061014
「もう今年53試合も見に行ってるけど、この人からすれば自分みたいな人間の気持ちはわからないんだろう」

サッカー蟻地獄:Jリーグなめんな、その2
http://blog.fckbu.jp/archives/2006/10/joa2.html
「確かに、今まで尽力してきた人は尊重するべきだ。しかし、現在努力している人をないがしろにしてまで、尊重するべきかというとそうではないと思う」

宮崎雄司:中条氏の協会広報批判について
http://azteca1968.blog43.fc2.com/blog-entry-189.html
「私は中条氏に関しては、≪何を今さら!≫と言いたい」
「記者クラブに所属して中心的な役割だった時に、フリーのライター達に対してどのように接してきたか?暖かく好意的に接しただろうか?」
けっこう大騒ぎになっている、が…

「オリコン」が烏賀陽個人を被告に5000万円の損害賠償訴訟
http://ugaya.com/column/061219oricon.html

この人はAFPBBでコラム連載終了時の騒ぎで、ちょっと有名かな?

みなさん、さようなら。ブログ連載から降ります。
http://www.actiblog.com/ugaya/7007

はてB
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.actiblog.com/ugaya/7007


烏賀陽氏がアエラ在籍時代に書いた記事が、ネットに残ってた。

AERA No.18(1996/4/22売り) 無法パソコンネットの卑劣 懸賞金つきレイプ煽る
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/1958/nifty/aera.htm
 冒頭のレイプ告知事件は、いつ誰が狙われるか分からない、という点で一種のテロだ。防止のために法規制を、という動きがいつか出る。そうなれば言論の自由の危機。「地上の楽園」のようなブラックネットは、言論の自由の敵だ。



さて今回の事件。

これが言論の自由へのテロでなくて何でしょう。民主主義の破壊でなくて何でしょう。これは体を張ってでも阻止せねばなりません。



「テロ」「民主主義」「言論の自由」…… なんだかなぁ
いかにも朝日新聞からアエラへ移り、フリーになった人だなぁ、という印象。
エリート臭さが残っている分、叩かれる側に廻ると弱そうだ。

今回の件に関しては、確かにオリコンのやり方に疑問はあるけれども、反撃の仕方が、なんか情けない。
「貧乏ライター虐めだ」みたいな泣き言が先に出てくるあたり、特にそれを感じるなぁ。
「喧嘩」のやり方を知らないのではないか?
「言論で反撃」または「裁判で反撃」の戦略を練るべきじゃないのか?

「体を張る」というような、情緒的反応が先に出てくるあたり、あんまり共感は出来ない。

「ギョーカイ内部の喧嘩」を大げさに騒ぎ立ててるだけ、という文脈に陥りそうな予感。

【追記】
武富士の場合は、記者・出版者側が勝訴。
240万円(ライターと出版社に各120万円)支払え、という判決だった。
烏賀陽氏は「ラッキー!」とか名前を売るチャンスとか、訴訟は記者の勲章だとか、プラス思考しないのかな?


武富士敗訴の裁判、武富士に配慮して最終版でボツにした朝日新聞 
http://www.actiblog.com/watanabe/16597
佐々木俊尚/小倉秀夫の対談が雑誌に掲載されていた。
オーマイニュースのコメント欄でオピニオン会員廃止の話が出てくるから、11月半ばから後半の対談のようです。

雑誌「世界」2007年 1月号 no.760

ネット社会と「言論の自由」
佐々木俊尚/小倉秀夫

 かつて薔薇色に描かれたネット社会では、匿名による誹謗中傷、炎上といった「ネットイナゴ」現象が多発している。「ネットイナゴ」現象の担い手、在日朝鮮人への民族差別、匿名性、共通ID制などのネット社会と「言論の自由」をめぐるさまざまな論点について、ネット社会に精通するジャーナリストと弁護士が、異なる視点と立場から率直に論じ合う。
http://www.iwanami.co.jp/sekai/2007/01/152.html


読んでの印象は、「ネット社会に精通するジャーナリスト」と「共通ID制を主張する弁護士」の対談という感じ。

前半は、最近のネット事情について自説を述べる小倉さんに、ネットの空気を読んでいる佐々木さんが「そうでもないのでは。こうなのでは」と返すという雰囲気。
後半は、小倉さんの共通ID制についての解説がメインです。


1月号の世界の特集は『「内心の自由」「表現の自由」はどこへ?』
買ってきて、ぼちぼち読んでいるけれども…

昔は「岩波系文化人」という言い方があったけれど、今なら「セカイ系」ならぬ「世界系」ではないか…



【はてBで拾ったネタ】

■[MMR][ヨタ話]「炎上」というか「ネット右翼」とか「コメントスクラム」とか「ネットイナゴ」に関して、35年も前の小説で似たようなことが言及されているという話
http://d.hatena.ne.jp/soorce/20060525#p1
ガ島氏が11月から日経ITの連載をしている。
月2回ペースでの連載かな。

ガ島流ネット社会学
http://it.nikkei.co.jp/internet/column/gatoh.aspx

「逃げ場のない」SNS上の事件・安全神話への疑問
http://it.nikkei.co.jp/internet/column/gatoh.aspx?n=MMIT11000016112006

例のミクシィでの個人情報流出事件についての記事です。 まぁ、普通の記事だと思う。

「炎上」の発火源?・マスコミとブログつなぐ新メディアの台頭
http://it.nikkei.co.jp/internet/column/gatoh.aspx?n=MMIT11000029112006

「ミドルウェア」という言葉を使って解説を試みている。 自ブログでも分析中。

■[メディア]「ミドルメディア」と「メディアインフレ」
http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20061203/1165162065

2006年12月現在の分析としては、あまりに杜撰だ。
これは、「影響力」の有る「マスコミ」に出すレベルではないだろう。
キーワードを、ただ並べただけじゃないか。

ミドルメディアというのは、もともとは地域密着型の情報発信ポータルなどをさしている言葉のようだ。
http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB001120/id/200508041106

ガ島氏の場合は、ソーシャルブックマークやソーシャルニュース、まとめサイト(ニュース)やハブブログなどを「ミドルメディア」と定義している。
かつての「アルファブロガー」という概念を拡張したような意味合いのようだ。

ソーシャルブックマークやソーシャルニュースが「集合知」によるweb2.0的手法で、まとめサイト(ニュース)やハブブログ(アルファブロガー?)が従来型の人の手による編集型。 そういう二つのタイプが有るとしている。




左側のマスであるほど「影響力」が強く、右側は「共感力」が強い、とのことだが…
この図に検索サイトが無いけれど、入れるとすると何処に入るのだろうか?



ピラミッドの頂点のマスメディアと、底辺にあるマイクロメディア(ブログ・2ちゃんねる etc.)の情報を整理するのが「ミドルメディア」であるらしい。

ピラミッドの頂点にあって影響力の強いのが「マスコミ」。 マスコミほど「影響力」はないが、「共感力」がそこそこの「ミドルメディア」。 「影響力」はないが「共感力」抜群な2ちゃんねる。 そうなのか??

矢印が情報流通経路ということらしいが…矢印が双方向ではなく一方通行だ。

この図で「炎上」のシステムを解明しようとしているようなのだが…
だとすると、もう1枚図が必要なのではないか? ミドルメディアから炎上ターゲットに向けて矢印が向かい、その後にネットいなごが付いていくようなのが。

そもそも「影響力」「共感力」というのも、何に対してどんな力があるのかが、さっぱりわからない。

炎上、延焼に力がある、ということのようだが…
それでは「集合知」は何処へいった? web2.0の集合知は「集合痴」にしかならないのだろうか?

――――
2005年当時のいろいろな研究については、土曜日に書いたエントリーで紹介している。

http://londonbridge.blog.shinobi.jp/Entry/234/


2006年も暮れようとするこの時期、こんな図で炎上を説明しようとするのは、なんだかなぁ…


マスメディアを頂点とするピラミッド、一方方向な矢印を見ると、なんちゅうか「ガ島氏らしい」とは思ったな。




【関連サイト】

YAMDAS Project 2006-12-04
■[Weblog] 女子大生ブログ炎上を機に、今一度問いたい(今更宣伝したい)「ブロガーの倫理」
http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20061204/bloggerethics

ウェブログの倫理」 著者: Rebecca Blood  日本語訳: yomoyomo
http://www.yamdas.org/handbook/weblog_ethicsj.html

1. 真実だと信じることのみ事実として公開する
2. マテリアルがオンライン上にあるなら、それに言及する際にリンクする
3. 誤報があれば公に訂正する
4. 後で変更する必要がないようにエントリを書くこと。またそうする場合もリライトしたり削除するのでなく、エントリを追加すること
5. 利害の衝突があれば開示する
6. 疑わしく偏向のある情報源には注意する

Copyright ©  -- 倫敦橋の隠れ里 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 妙の宴
powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]