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  実行者


私は久しく忘れていた窓辺に立つ、 さあ いつものように
翼を広げ ここで私を包み込んでくれ おまえ
変わらぬ私の憧れよ おまえ 恵み深い宵闇よ
今日はまだ こころ和む平安にすっぽりと浸りたい。

あしたは 陽が斜めに差し込めばことは終わっているのだから
抑えに抑えていた時間のなかで私を苦しめた そのことが
それからは追跡者が私の背後に影となって立つであろう
石を投げ付ける群衆が私を捜すだろう。

兄弟の体の何処に匕首を刺せばよいか考えたことのない者
その人の生はなんと軽いことか 思想はなんと薄手のことか
毒芹の痺れる実を食べたことのない者にとっては!
おお 分かるだろうか 私が君たちを少し軽蔑していることが!

なぜなら君たちもまた 友よ 明日は言うだろう、かくて
希望と栄誉に満ちた生涯はここに潰えたと‥
なぜ眠りゆく風景が今日はかくも優しく私をあやすのか
なんと静かに宵の安らぎが私を包んでくれることか!



富岡近雄 訳
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不想長大
幕後花絮

為什麼就是找不到不謝的玫瑰花 
為什麼遇見的王子都不夠王子啊
我並不期盼他會有玻璃鞋和白馬 
我驚訝的是情話竟然會變成謊話
為什麼幸福的青鳥要飛得那麼高 
為什麼蘋果和擁抱都可能是毒藥
我從沒想過有了他還孤單的可怕 
我突然想起從前陪我那個洋娃娃

我不想我不想不想長大 長大後世界就沒童話
我不想我不想不想長大 我寧願永遠都笨又傻
我不想我不想不想長大 長大後我就會失去他

我深愛的他深愛我的他已經變得不像他

# 我不想我不想不想長大 長大後世界就沒童話
 我不想我不想不想長大 我寧願永遠都笨又傻
 我不想我不想不想長大 長大後我就會失去他
 我深愛的他深愛我的他怎麼會 愛上別個她

為什麼水晶球裡面看不出他在變 為什麼結局沒歡笑而是淚流滿面
我願意在他回來前繼續安靜沉睡 但他已去到別座城堡吻另一雙嘴
為什麼對流星許願卻從來沒實現 為什麼英勇的騎士會比龍還危險
我當然知道這世界不會完美無暇 我只求愛情能夠不要那麼樣複雜

REPEAT #

讓我們回去從前好不好 天真愚蠢快樂美好

REPEAT #



作詞:施人誠 作曲:左安安 編曲:陳台証
S.H.E第八張專輯【不想長大】

台湾のアイドルグループ S.H.E の楽曲です。
録画しておいた中華年記念音楽祭を見て、ファンになりそう。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-01-08&ch=10&eid=17817

王心凌、韓雪もカワイイ。 吉祥三宝の女の子も達者だったなぁ。

訳詞なんかは、以下でこっそりと確認してください
 
ファーベルは新しい世界に来たことが嬉しくてたまらず、無邪気にあれもこれも眺めながら、やっと門までたどりつくと、そこには巨大な台座の上に美しいスフィンクスが座っていた。
 「おまえは何を探しておいでかね」とスフィンクスが言った。
 「わたしの持ち物よ」とファーベルが答えた。
 「どこからおいでだね」
 「昔の時代からよ」
 「おまえはまだ子供だね」
 「いつまでも子供のままだわ」
 「だれが助けておくれかね」
 「わたしはひとりでも平気なの。 あの、おばさまたちはどこにいらっしゃるの」とファーベルが尋ねた。
 「どこにもいて、どこにもいないのさ」スフィンクスが答えた。「わたしがだれかお分かりかね」
 「いいえ、そのうちにね」
 「愛はどこにいるのだね」
 「空想の中よ」
 「それじゃ、ゾフィーはどこかね……」スフィンクスは何か聞きとれぬことを口ごもりながら、力なく翼をならした。
 「ゾフィーと愛はね……」とファーベルは勝ちほこって叫びながら門を駈けぬけていった。




青い花 青い花
ノヴァーリス (1989/08)
岩波書店

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青山隆夫訳

岩波文庫の新訳になって、読みやすく解説も詳細で分かり易くなった。
でも、旧版の小牧健夫の古風な訳の方が好きだな。
先日、読み返そうと家の中を探したが見つからなかった… orz  それで新しいのを買い直した。

「ファーベル スフィンクス」で検索するとゲーム攻略サイトばかりだ。
「青い花」由来のキャラクターなのだろうか?
 


 開いた窓を通して外から見る人には、閉じた窓を見る人ほどに多くのものが見えることは、決してない。蝋燭の光に照らされた窓ほどに、深遠で、神秘的で、豊かで、暗くて、眩ゆいものは、ほかにない。陽の下で見えるものは、決して、硝子窓の後ろで起こることほどに興味深いものではない。この暗い、あるいは明るい穴の中で、人生が生き、人生が夢み、人生が苦しんでいるのだ。

 屋根また屋根の波の彼方に、僕は見る、既にしわのある、貧しい中年女性が、いつも何かに身をかがめて、決して外に出ることもないのを。その顔から、その衣服から、その身振りから、ごくわずかなことから、僕はこの女性の物語を、あるいはむしろその伝説を、作り上げたのだが、時々僕は涙を流しながら、それを自分自身に語って聞かせるのである。

 もしそれが、哀れな年寄りの男であったとしても、僕は同じくらい容易くその伝説を作り上げたことだろう。

 そして僕は床につく、自分以外の人々の中で生きて苦しんだことを誇らしく思いながら。

 多分あなたは言うだろう、「その伝説が真実であることは確かかい?」と。僕の外にある現実なんかどうでもいいだろう? それが僕が生きることを助け、僕があることを、また僕が何であるかを、感じる助けになったのなら。




山田兼士訳
  幸福と退屈

ふしぎな時代に生れ合したものだ
その幸福さをしみじみと感じよう
人間と蛆と心中をするこの時代を感謝しよう
我々は生活の中で学びとつた沈黙の表情で
にやにやと笑つてすごさう
私は意地汚なく生きぬけるだけ
生きようとしてゐるものだ
火の歯車のなかに突入しようとする心を
じつと堪へて街を見る
白き千の箱、どれひとつ涙なくしては眼に映らぬ
退屈な奴はその退屈の長さだけ
キネマ館の周囲をとりまいてゐる
都会の哀愁は夕暮の靄にしづかに沈みただよふ
心躍らぬ奴は赤と白との玉を玉突屋の台の上で
ころがして遊びくらしたらいゝ
世紀を押し倒す力なく
ただ麻雀のパイは勇ましく倒れる

歯を抜かれた不快に似た不安が
永遠につづくかぎり
この酒のほろ酔ひも楽しいかぎり
まつたく何ものを怨むことはないが
まだ歯医者をにくむことは辛うじて残されてゐる





小熊秀雄全集-09  詩集(8)流民詩集1
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