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日の丸の歌
明けゆく空の そよ風に
高く掲げた 日の丸が
あヽ 晴れやかに ゆれている
若い日本の ゆく道を
照らすこの旗 仰ごうよ
みどりの国に ひるがえる
旗は世界の 朝を呼ぶ
あヽあこがれは 白い鳩
空にはヾたく 日の丸に
映える平和の 清らかさ
白地に赤く 日の丸は
愛とまことに かヾやいて
あヽ一筋に燃えている
希望あらたな この胸に
明日の力を 盛りあげる
日本の空に 日の丸を
たてて祈れば ほのぼのと
あヽ夢がくるわいてくる
夢よ花咲け 山河に
青い潮路の 船の上
【作詞】今井廣史 【作曲】十時一夫
1949年朝日新聞社主催で公募された楽曲です。 この年から、占領軍より日の丸の掲揚が認められたのを記念しての事業だったらしい。
http://utagoekissa.music.coocan.jp/utagoe.php?title=hinomarunouta
美しき祖国のために
広々とした海 海に立つ島日の丸の歌
美しい国の 国の わかものぼくら
広々とした野と 野の果ての山
働く人の 人の 娘わたしたち
破られた村と町 けれど見よ
強く僕らの 胸に燃える火
けがされた兄妹
けれど今若きわたしたち
平和を守る
美しい祖国のために
鎖をたつは今
固く手を結び 結び
闘うわれら 闘うわれら
【作詞】岩上順一 【作曲】関 忠亮
1948年に創立された中央合唱団のテーマソング的な歌だったそうです。
http://utagoekissa.music.coocan.jp/utagoe.php?title=utsukusii
関鑑子記念中央合唱団 http://happysmileblue.hp.infoseek.co.jp/index.htm
おまけ
日本教職員組合歌 【作詞】今井広史(日の丸の歌の作詞者と同じ人のようだ)
明けゆく空の そよ風に
高く掲げた 日の丸が
あヽ 晴れやかに ゆれている
若い日本の ゆく道を
照らすこの旗 仰ごうよ
みどりの国に ひるがえる
旗は世界の 朝を呼ぶ
あヽあこがれは 白い鳩
空にはヾたく 日の丸に
映える平和の 清らかさ
白地に赤く 日の丸は
愛とまことに かヾやいて
あヽ一筋に燃えている
希望あらたな この胸に
明日の力を 盛りあげる
日本の空に 日の丸を
たてて祈れば ほのぼのと
あヽ夢がくるわいてくる
夢よ花咲け 山河に
青い潮路の 船の上
【作詞】今井廣史 【作曲】十時一夫
1949年朝日新聞社主催で公募された楽曲です。 この年から、占領軍より日の丸の掲揚が認められたのを記念しての事業だったらしい。
http://utagoekissa.music.coocan.jp/utagoe.php?title=hinomarunouta
美しき祖国のために
広々とした海 海に立つ島日の丸の歌
美しい国の 国の わかものぼくら
広々とした野と 野の果ての山
働く人の 人の 娘わたしたち
破られた村と町 けれど見よ
強く僕らの 胸に燃える火
けがされた兄妹
けれど今若きわたしたち
平和を守る
美しい祖国のために
鎖をたつは今
固く手を結び 結び
闘うわれら 闘うわれら
【作詞】岩上順一 【作曲】関 忠亮
1948年に創立された中央合唱団のテーマソング的な歌だったそうです。
http://utagoekissa.music.coocan.jp/utagoe.php?title=utsukusii
関鑑子記念中央合唱団 http://happysmileblue.hp.infoseek.co.jp/index.htm
おまけ
日本教職員組合歌 【作詞】今井広史(日の丸の歌の作詞者と同じ人のようだ)
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おれが子供だったとき
ヘイホウ風が吹き 雨が降る
悪さをしても しかられず
雨は毎日 降っていた
おれが大人になったとき
ヘイホウ 風が吹き 雨が降る
泥棒どもは城壁の外
雨は毎日 降っていた
おれが女房を持ったとき
ヘイホウ 風が吹き 雨が降る
ほらは吹いても腹ペコ
雨は毎日 降っていた
おれが寝たきりになったとき
ヘイホウ 風が吹き 雨が降る
酒を飲んだら もう目覚めない
雨は毎日 降っていた
はるか昔 天地の始め
ヘイホウ 風が吹き 雨が降る
これで物語は終わり
道化は毎日 人さまを笑わせる
When that I was and a little tiny boy,
With hey,ho,the wind and the rain,
A foolish thing was but a toy,
For the rain it raineth every day.
But when I came to man's estate,
With hey,ho,the wind and the rain,
'Gainst knaves and thieves men shut their gate,
For the rain it raineth every day.
But when I came,alas! to wive,
With hey,ho,the wind and the rain,
By swaggering could I never thrive,
For the rain it raineth every day.
But when I came unto my beds,
With hey, ho, the wind and the rain,
With toss-pots still had drunken heads,
For the rain it raineth every day.
A great while ago the world begun,
With hey,ho,the wind and the rain,
But that's all one,our play is done,
And we'll strive to please you every day.
シェイクスピア「十二夜」の道化の歌 松浦美奈訳
ヘイホウ風が吹き 雨が降る
悪さをしても しかられず
雨は毎日 降っていた
おれが大人になったとき
ヘイホウ 風が吹き 雨が降る
泥棒どもは城壁の外
雨は毎日 降っていた
おれが女房を持ったとき
ヘイホウ 風が吹き 雨が降る
ほらは吹いても腹ペコ
雨は毎日 降っていた
おれが寝たきりになったとき
ヘイホウ 風が吹き 雨が降る
酒を飲んだら もう目覚めない
雨は毎日 降っていた
はるか昔 天地の始め
ヘイホウ 風が吹き 雨が降る
これで物語は終わり
道化は毎日 人さまを笑わせる
When that I was and a little tiny boy,
With hey,ho,the wind and the rain,
A foolish thing was but a toy,
For the rain it raineth every day.
But when I came to man's estate,
With hey,ho,the wind and the rain,
'Gainst knaves and thieves men shut their gate,
For the rain it raineth every day.
But when I came,alas! to wive,
With hey,ho,the wind and the rain,
By swaggering could I never thrive,
For the rain it raineth every day.
But when I came unto my beds,
With hey, ho, the wind and the rain,
With toss-pots still had drunken heads,
For the rain it raineth every day.
A great while ago the world begun,
With hey,ho,the wind and the rain,
But that's all one,our play is done,
And we'll strive to please you every day.
シェイクスピア「十二夜」の道化の歌 松浦美奈訳
老人はなぜ気が狂(ふ)れてはならぬか
老人はなぜ気が狂れてはならぬか。
魚釣りの名手で、たのもしい少年であったが、
飲んだくれの新聞記者になったこと、
ダンテについては何でも知り尽くしている女が
やがて、うすのろの男の種を孕んで子を生んだこと、
社会福利事業の夢をいだくヘレンにも似た女が
遊覧馬車に飛び乗って絶叫したことなどを見た人がいる。
人によっては、偶然が、良い人を飢えさせ、
悪人を発展させるのは、やむをえぬ成行と考え、
また、自分の近くの人々には、明るい幕(スクリーン)に描かれたように
明々白々に現れるとしても、傷心を知らぬ幸福な心、
門出にふさわしい結果をもった身の上話など、
何一つ見出だせぬということも、ありうる成行と思う。
若者どもは、かかることは、何も御存じない。
万事万端に油断ない老人には
このことがよくわかっているのだ。
古書典籍にいわれていることどもを悟り、
ほかにはよい術(すべ)がないと悟ると、
老人がなぜ気が狂れるかという仔細を納得する。
尾島庄太郎訳
老人はなぜ気が狂れてはならぬか。
魚釣りの名手で、たのもしい少年であったが、
飲んだくれの新聞記者になったこと、
ダンテについては何でも知り尽くしている女が
やがて、うすのろの男の種を孕んで子を生んだこと、
社会福利事業の夢をいだくヘレンにも似た女が
遊覧馬車に飛び乗って絶叫したことなどを見た人がいる。
人によっては、偶然が、良い人を飢えさせ、
悪人を発展させるのは、やむをえぬ成行と考え、
また、自分の近くの人々には、明るい幕(スクリーン)に描かれたように
明々白々に現れるとしても、傷心を知らぬ幸福な心、
門出にふさわしい結果をもった身の上話など、
何一つ見出だせぬということも、ありうる成行と思う。
若者どもは、かかることは、何も御存じない。
万事万端に油断ない老人には
このことがよくわかっているのだ。
古書典籍にいわれていることどもを悟り、
ほかにはよい術(すべ)がないと悟ると、
老人がなぜ気が狂れるかという仔細を納得する。
尾島庄太郎訳
短く切られたカシの木
カシの木よ、お前はなんと切り詰められたことよ!
なんとお前は異様に奇妙に立っていることよ!
お前はなんと度々苦しめられたことだろう!
とうとうお前の中にある者は反抗と意志だけになった。
私もお前と同じように、切り詰められ、
悩まされても、生活と絶縁せず、
毎日むごい仕打ちを散々なめながらも、
光に向かってひたいをあげるのだ。
私の中にあった優しいもの柔らかいものを
世間が嘲って息の根をとめてしまった。
だが、私というものは金剛不壊だ。
私は満足し、和解し、
根気よく新しい葉を枝から出す、
いくども引き裂かれても。
そして、どんな悲しみにも逆らい、
私は狂った世間を愛し続ける。
高橋健二訳
カシの木よ、お前はなんと切り詰められたことよ!
なんとお前は異様に奇妙に立っていることよ!
お前はなんと度々苦しめられたことだろう!
とうとうお前の中にある者は反抗と意志だけになった。
私もお前と同じように、切り詰められ、
悩まされても、生活と絶縁せず、
毎日むごい仕打ちを散々なめながらも、
光に向かってひたいをあげるのだ。
私の中にあった優しいもの柔らかいものを
世間が嘲って息の根をとめてしまった。
だが、私というものは金剛不壊だ。
私は満足し、和解し、
根気よく新しい葉を枝から出す、
いくども引き裂かれても。
そして、どんな悲しみにも逆らい、
私は狂った世間を愛し続ける。
高橋健二訳
ある編集部からの手紙
「貴下の感動的な詩に対し厚く感謝いたします。
それはわれわれに深い印象を残しました。
しかし当方の紙面にはやや不向きに思われるのは
まことに遺憾に存じます」
こういうふうにどこかの編集部が毎日のように
書いてよこす。つぎつぎと新聞雑誌が逃げを打つ。
秋の香(にお)いがする。零落の子は
どこにも故郷がないことをはっきり悟る。
それで自分のためだけ、あてもなく書き、
まくらもとの小卓の上のランプにそれを読んできかす。
たぶんランプも私に耳をかさないだろう。
だが、明るくしてくれて黙っている。
それだけでもとてもありがたい。
高橋健二訳
「貴下の感動的な詩に対し厚く感謝いたします。
それはわれわれに深い印象を残しました。
しかし当方の紙面にはやや不向きに思われるのは
まことに遺憾に存じます」
こういうふうにどこかの編集部が毎日のように
書いてよこす。つぎつぎと新聞雑誌が逃げを打つ。
秋の香(にお)いがする。零落の子は
どこにも故郷がないことをはっきり悟る。
それで自分のためだけ、あてもなく書き、
まくらもとの小卓の上のランプにそれを読んできかす。
たぶんランプも私に耳をかさないだろう。
だが、明るくしてくれて黙っている。
それだけでもとてもありがたい。
高橋健二訳