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連合赤軍事件といえば、やはり森・永田が主犯、奪還されたメンバーとして板東がかろうじて思い出せるくらいだった。
立松和平「光の雨」盗作事件もゴシップとしては小耳に挟んでいた程度。
佐藤優「国家の罠」で、隣の房に坂口が居た(名は伏せていたが)というを知ったが、そのときは興味がなかったな。

坪内祐三「一九七二」が文庫になったので読んでたら、かなり大きな部分をしめている連合赤軍に興味を持った。

推理小説的な面白さかもしれないな。事件の真相をもっと知りたくなるような書き方であって、彼が週刊文春で文庫の紹介を書いてるのが解る。当事者たちの手記を並べながら、事件を探る手法に惹かれたのかな。

一連の「総括」のきっかけとなった遠山氏についての記述で、事件の印象が変わった、というのが一番の理由かも知れない。
大塚英志「彼女たちの連合赤軍」を昔読んではいたけれど、彼女のことは髪・化粧・指輪の女性性が問題にされていた人、という印象しかなかった。

しかし「軍」を自認していた男性優位組織のなかで、獄中幹部(ヒーローだな)の妻であったことで、ある意味「女王様」であったこと、指輪が母の形見であったことなど、興味深かった。

 それで、映画・小説・ネットであれこれ調べてみた。

 坂口の「あさま山荘1972」を読んだあとは「裁判の経緯も面白そう」、というか裁判とその間に起こった出来事への対応まで含めてこその連合赤軍問題だと思ったのだが、経過を知るにつけてウンザリし……笑ってしまう部分もあるけれど、嗤うという感じでもある。

 最初は法廷闘争が革命運動の延長線上にあり、その中でまた紆余曲折あり、相互批判自己批判の繰り返しがあり、刑務所改善運動・死刑廃止運動などが絡み、まったく・それこそ「死ぬまでやってるんだろうな、死ぬまでやってろ」とゆう気持ちになった。
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