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アメリカは超実名社会なのか?
http://blog.a-utada.com/chikyu/2006/11/post_26b8.html

 トーマス・フリードマン『フラット化する世界』から、抜き出したエピソードのみで書かれた記事。 そんなことは、日々のニュースでさんざん既出ではないのか?

本全体のレビューでも、まったくない。
お手軽だなぁ…

このエントリーもお手軽にリンク貼って、おしまいにします。


Google内部者のブログが一時停止に――問題修正後に復活
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0501/27/news067.html

「Blogで解雇された」――元Google社員認める
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0502/14/news077.html

元Google社員が語る、「Blogで解雇」で学んだ教訓
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0502/17/news072.html

私はBlogで解雇された――あるフライトアテンダントの体験
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0412/22/news048.html

ブログが就職の「落とし穴」? ググられる学生たち
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/25/news070.html
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日本のネットを作ったもの――オタク文化とウェブ
http://blog.a-utada.com/chikyu/2006/12/post_be0f.html
論旨を抜き出してみる。

2ちゃんねるに晒されるよりもオタク系個人ニュースサイトに取り上げられるの方が、アクセス数が桁違いだった。

オタクの歴史について考察。

宮崎勤とオウム真理教の事件で二重に疎外された90年代半ばのオタクが、ウェブにはまったのではないか。

オタク系のサイトでは、政治的な色合いのあるものも多い

村上隆の編著『リトルボーイ』によると、鬱屈したナショナリズムの感情と日本のサブカルチャーが結びついている。

サブカル・オタクがパワーを発揮してきた日本のネットも、現実世界以上にナショナリスティックな空間になっていても不思議はない。


「ネット右翼」=「オタク」 論というか、プチナショナリズム論というか…
現実社会では少数派の「ネット右翼」=「オタク」のリンクパワー(?)で、日本のネット世論は偏向している、ということなのだろうか?

オタク論・ネット論・ネット右翼論として、それぞれに雑だなぁ。
詳しくは来年出版される本でということらしいが…

最初から結論ありきで、それに都合のいい資料や本のみを論拠にしているのじゃないか?
今現在のオタクを語るのならば、今年の「オタク・イズ・デッド」騒動ははずせないだろうに…


『リトルボーイ』展ルポ
AIDE新聞:コミケカタログ69出張版 (2005.12.10)
http://www.kyoshin.net/aide/c69/index.html

この展覧会は日本のオタク界(?)では、スルー状態だったことについての考察。

「かつてオタクと呼ばれた人たち」と「いま現在オタクを自称する人たち」は、呼称こそ同じオタクだが、その意味と質は著しく異なっているように思う。
http://www.kyoshin.net/aide/c69/08.html



そういう状況の中で、今年5月〜6月の「オタク・イズ・デッド」騒動。

岡田斗司夫が「オタク・イズ・デッド」を告知
http://putikuri.way-nifty.com/blog/2006/05/post_78fa.html#comments

トークショーのレジュメ
http://d.hatena.ne.jp/zozo_mix/20060527
東浩紀がオタク世代論補足
http://www.hirokiazuma.com/archives/000222.html

『動物化するポストモダン』で提案した世代論についての補足です。

オタク・イズ・デッドの感想や、それ読んでの孫感想へのリンク集
http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20060527/p2

はてなブックマークを貼ろうと思ったけれど、数が増えすぎて、それこそ玉石混淆状態。
騒動初期に活発に発言してたサイトから、TBやリンクをたどった方が効率的だと思う。



【追記】
「オタク・イズ・デッド」は同人本として、販売されています。

村上隆氏、『オタク・イズ・デッド』『月刊岡田2号』を絶賛!
http://books.bestseller.shop-pro.jp/?eid=117032
PodCastingで配信中 TOKYO FM Broadcasting
http://reco.jfn.co.jp/podcasts/tokyo/dojo/
(9月17日放送分)
5分ほどで、内容の紹介程度。 まぁ、あえて聞くまでも無かった
 
歌田明弘氏の最新エントリー『日本のネットを作ったもの――オタク文化とウェブ』 http://blog.a-utada.com/chikyu/2006/12/post_be0f.html で、村上隆『リトルボーイ:爆発する日本のサブカルチャー・アート』展が取り上げられています。
公式サイトとカタログにリンクが張られているけれども、いまひとつ解りにくい。

歌田氏が以前書いた紹介も有るけれど…
大日本印刷株式会社のアートスケープ/artscape
http://www.dnp.co.jp/artscape/artreport/it/u_0509.html

詳細なルポならば、こっちを紹介した方がいいのではないか?
AIDE新聞:コミケカタログ69出張版
http://www.kyoshin.net/aide/c69/index.html

村上隆の「リトルボーイ」は、戦後日本オタク文化を「原爆史観」で斬る、といったものだ。 
これの評価はかなり微妙。 
それに輪を掛けて、歌田氏のネットとオタクの関係の論じ方も、かなり強引。
長年「仮想報道」を連載してきた人が書いたものとは思えないくらい、荒っぽい。

歌田氏は『われわれはみな「隠れオウム」の容疑者』を書いて以降は、コメント欄も、TBも閉鎖している。
http://blog.a-utada.com/chikyu/2006/06/post_4d6d.html
歌田氏はこのエントリーの「大炎上」以降は、日本のネットにおける「炎上」と「ネット右翼」についての考察をテーマとしているようなのだが…、最近はあまりにお粗末になりすぎているのではないか。

とりあえず、ちょっと前のエントリーから批判を始めます。


ネットでケンカに勝つ方法
http://blog.a-utada.com/chikyu/2006/11/post_5790.html

このエントリーはアルバート・ラズロ・バラバシ 著 「新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く」 
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4140807431/
を元に、2004年米大統領選挙と福島みずほ発言炎上を考察している。

「ブッシュ勝利の背景にあるネットのリンク構造」と題して、以下のように書いている。

 ネット上のリンクの張られ方というのは些細なことのようだが、運動や思想の広がり方に思いがけない違いが出てくる可能性がある。ブッシュ大統領は、妊娠中絶反対派の支持を集めて大統領選挙を勝ち抜いたが、その背景には、こうしたネットの力学も多少は関係していたかもしれない。


これには、かなり驚いた。 これではまるで共和党がネット戦術で民主党を圧倒していたみたいではないか。
この大統領選挙の「ウェブログ選挙」という側面をルポしてきた人とは思えない分析だ。
SNSのことも取り上げているのに…

カテゴリー:2004年アメリカ大統領選挙
http://blog.a-utada.com/chikyu/cat1827211/index.html

共和党が、ネットで盛んにリンクを張って活動している妊娠中絶反対派に対して、何らかの働きかけをしたのだろうか?
妊娠中絶反対派が、ブッシュ再選のために選挙活動をしていたのだろうか?

「多少は関係していたかもしれない」というのでは、何も分析してないも同じことじゃないのか? あまりに根拠不足だ。

共和党は、たしかにキリスト教右派層を取り込むことを目指していた。

ブッシュ陣営の選挙対策の責任者であるカール・ローブ(KarlRove)大統領政治顧問によると、前回の2000年大統領選でおよそ400万人のキリスト教保守派の有権者が投票を控えたため、ブッシュ大統領は一般得票数でアル・ゴア(AlGore)民主党元副大統領に敗れたのであった。そのため、ローブ氏はこれらの有権者との関係を一層強固なものとすることが、ブッシュ大統領再選の必須条件であると考えていたのである。

[PDF] 2004年米大統領選挙と「道徳」
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/legis/223/022306.pdf


しかしその方法はネットがメインではなく、教会や家族・親戚などのネットワークを使った泥臭い草の根運動だったはず。

選挙前の世論調査では共和党の方が勢いが有ったのではないか?
たとえば、プリンストン大学の分子生物学教授が運営している世論調査のメタ分析。
http://election.princeton.edu/

マイケル・ムーアの映画や本のことが、マスコミでは連日取り上げられてもいた。
日本のマスコミだけを見ていると、「ブッシュ・ブッシュ支持者は知能・知性が足りない」というムードが、アメリカには有るようにも見えていた。
しかし2004年はブッシュが「圧勝」した。

CNNの出口調査
http://www.cnn.com/ELECTION/2004/pages/results/states/US/P/00/epolls.0.html
これを、もっと精緻に分析する必要があるのではないか?


そもそも、歌田氏のエントリーの根拠となっているバラバシ氏のリンクに関する研究「蝶ネクタイ理論(Bow-tie Theory)」は、1999年当時のwebを対象としている。 
これはblogやSNSがまだ一般化する前の研究だ。
Google創業は1998年。 検索サイトはいろいろ有ったが…今ほど凄くはなかった。
掲示板もいろいろ有ったけれど、巨大となった2ちゃんねるはまだ誕生していない。
アメリカのITバブル崩壊が2001年。Movable Type の登場も2001年
つまりweb1.0時代の分析だ。
これを元に2004年の米大統領選挙や現在の日本を考えるのは、あまりに無理がある。


blogの普及が画期的だった理由は3つ。
双方向性を持つトラックバック、RSS配信、検索エンジンとの親和性(SEO)が高いこと。
これによって、情報の経路が大きく変化していった。
もっと最新の研究を参考にするべきだろう。 アメリカの最新研究を、ネットで探していないのだろうか?


現在の日本のネット事情についての図式は、以下でいろいろ考察されています。

2. 倫理研第4回: 加野瀬未友 講演(2)
http://ised.glocom.jp/ised/07020514
ここでは「2ちゃんねるモデル・まとめサイトの重要性・ブログモデル」という形で図解されています


ブログを巡る情報集積・共有、対応行動の概要モデル
http://s03.2log.net/home/singbrain/archives/blog168.html
ネットの「速さ」と「パワー」の威力とは何か:ネット右翼問題を題材に
http://www.policyspace.com/archives/200503/post_335.php
http://www.policyspace.com/2005/03/post_398.php

少数の有力なブログ(良質な記事を更新しており、固定客が大勢居るサイト)にはリンク関係が集中する傾向がある。つまりオピニオンリーダーとなる、ハブ的な役割を担うブログが存在することが分かってきた。


これはつまり、本来の学術的意味での2005年当時の「アルファブロガー」論。
非常に雑な表現するなら「2chで晒されて炎上する時代は終わり、切り込み隊長が放火する時代になった

オンライン・オフライン活動についての考察も有ったりする
「エージェント・スミス祭り」「吉野家オフ」などについて論じられてる。

わくわくさん!?わくわくさんなのね!?
http://nullpo.2log.net/home/sickmaster/archives/blog/main/2005/01/31_174303.html

これが発展して、以下のようになった。

歌う脳髄 :オン・オフ活動分類図を視覚化してみる
http://s03.2log.net/home/singbrain/archives/blog166.html


これらは2005年当時の分析。
しかし、2006年はまた変化しつつあるようにも思う。
夏頃までの「ことのは問題」は、まだ2005年当時の分析でいけるかもしれないと思うが、秋以降はちょっと様相が変化しつつあると思う。

日本版オーマイニュース炎上にいたっては、「2ちゃんねる」という言葉が飛び交ってはいるけれど、実際問題として2ちゃんねるでは、それほど盛り上がっていない。
ハブとなっているサイトもないし、特別に煽っている人もいない。
むしろ「はてなブックマーク」「wikiの編集合戦」の動きをもっと注目するべきだろう。
歌田さんが関わっておられるデジタル・ジャーナリズム研究会は、むしろネットビジネス研究会と名称変更をしたほうがいいのじゃないか、と思ったりもする。
藤代裕之さんが様子をレポされているけれど、http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20060520 徳力さん、R30さんなどコンサルタントとかネットビジネス関連の人の名を主に紹介しているような印象がある。 課題としてジャーナリズムとビジネスの問題も取り上げられているし。

今週の記事は「ドロップ・シッピング」という新しいビジネスモデルの紹介。 次回以降も続くようなのだが、なんていうか「ジャーナリスト」の書いた記事じゃなくて、コンサルタント屋のプレゼンのような印象を受けたりもする。 本誌のほうは見ていないけれど、それこそ図表を使ったほうが分かり易くなるかも。
わざわざ「ネット・ビジネス」という新カテゴリーを作ったりして、それなりに気合いの入った連載にするようなので、そこあたりも期待。

しかし、DJ研に参加されているなら「デジタルとマスコミ」について、新たに書いて欲しい所なんだけれどなぁ。
ポッドキャスティング等の音声とか映像での配信が増えてくるとどんな影響があるか、とか。
ネットでの名誉毀損は、これまでは匿名掲示板がメインだったけれど、音声・映像がからむとどう変化するのか。
最近は個人サイトで写真を掲載してるところも多いけれど、人物や車のナンバーなどはどうするか、それこそマスコミの報道指針なみの注意が必要かも、とか。

今後も「ジャーナリスト」らしい記事を期待しています。

額に汗しないでも儲かる方法――アフィリエイトの次
http://blog.a-utada.com/chikyu/2006/07/post_17a2.html
週刊誌連載は大変だ、毎週ネタを探さなきゃいけない。
一つのテーマを何周かにわたって取り上げていたこともあったけれど、今ネットで話題になっているここ最近の記事についてはスルーの模様。

今週は少し「世代論」が入っているみたいだ。
2ちゃんねるは、当初は若者が主体だったが、現在はオジサン化している、若者はmixiにはまってる、という調査結果があるらしい。
議論・バトル好きは40代中心で、若者はまたーりとmixiやっているということらしいのだが……
んん〜、最近は2ちゃんねる利用世代についての調査なんてモノもあるかも知れないが、2ちゃんねる発足当時にそんなモノがあったのか?

掲示板所有者の年齢というわけでもないだろうが、謎の調査結果だ。参考リンクを待つことにしよう。

あとは小学生の2ちゃんねる利用率が、そこそこ有るらしいとのこと。

やたらと厨房が増えたな、と感じていた2004年ころ。 6月1日に長崎小6女児同級生殺害事件がありました。 この事件で、本当に小学生が2ちゃんねるなどを見ているのだなぁと、ちょっと驚きました。 「厨房臭い」じゃなくて、本当に小中学校生の書き込みをしているのだろうなと、改めて実感した事件でした。
同時期に「パド厨」というのも話題になってたなぁ。

「厨房」というネットスラングは2ちゃんねる以前の掲示板文化から生まれた言葉で、「中学生並みの幼稚なことをする奴」というニュアンスの言葉だと、川上イチロー著「サイバースペースからの挑戦状」1998年12月8日発行にも書かれています。
少なくともその後2〜3年は、厨房と罵倒されることは恥だったような気がする。
小中学生が本格的にネットを利用し始めたのが2004年頃なのかなとも思えるのだが、どっかで調査していないだろうか?


それはさておき、今回の仮想報道は微妙に世代論っぽい雰囲気だった。
ここのblogで取り上げている「ことのは問題」でも、結構同世代が多いのかもしれない。民主党懇談会のなかの発言でも、ある参加者が議員と同世代だという話が出てきたりするしなぁ。

歌田さんが、最近ネットで激しい議論をしたそうだけど、何処でやったのがちょっと気になる今日この頃、でした。
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