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狭義の団塊世代は、1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)の3年間に生まれた人たち。
1948年優生保護法成立以降、1959年までのわずか10年間で出生率は人口千人当たり30人台からわずか10年で15人程度まで、「合計特殊出生率」(1人の女性が一生の間に生む子供の数)は4.32人から2.04人へ低下しました。
「家族計画」が大成功。







団塊世代の母親は当時の10代後半方〜30代前半、つまり大正末から昭和初めに産まれています。 西暦だと1920年代前後。 多産多死から多産少子へ移行しつつある時代です。

兄弟姉妹は4人以上は普通で、夭折した身内がいるのも普通。 人口圧力のため、親戚知人のなかに海外雄飛というか、満州・ハワイ・南米移住した人も多い。

「産児制限」は1920年代から日本でも議論され始めています。 優生学の影響がかなり強い。
1939年に「産めよ殖せよ国の為」と号令がかかるけれども、特に産児制限の議論は「弾圧」されてはいません。
「量より質」じゃないか、という雰囲気も有ったためらしい。

つまり国策による

多産多死→多産少死→戦争→超・多産少死→少産少死

という流れを一代で目撃・体験している世代ともいえる。
子供は「さずかる」ものではなく「つくったり、つくらなかったり」するモノだという意識は、この世代から一般化し始めたのだろうな。



表は経済企画庁 国民生活白書から

平成6年 国民生活白書
高齢化と各世代との関係
http://wp.cao.go.jp/zenbun/seikatsu/wp-pl94/wp-pl94-01201.html

平成10年 国民生活白書
人口増加時代の終了と人口の年齢構成の変化
http://wp.cao.go.jp/zenbun/seikatsu/wp-pl98/wp-pl98-01101.html
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