忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

猫についてのネットの騒ぎの見てると「生類憐れみの令」が復活しちゃいそうな気もする。
ものすごく厳しい法律を制定して、後世から「猫総理」と呼ばれちゃったりとか…

日本の動物愛護法がどういうのか、いまひとつ解りにくいけれど江戸時代からの連続性はあるのだろうか? なんとなく欧米からの輸入のような気がするけれど。

wikiの生類憐れみの令に「黄門さまと犬公方」(山室恭子・文春新書)の記述が結構大きく取り上げられていた。

…「生類憐みの令の目的は、綱吉の時代にはまだ残っていた戦国時代の荒々しい風潮を一掃することであった」と推測している。ただ、意外性の強いお触れであったために江戸の人々は次々に裏をかいておちょくり、そのため幕府側も次々に詳細なお触れで対抗するという、ある意味で不幸なループに陥ったのではないかという。



新年の挨拶でこの説を引用する市長さんもいるみたいだ。
http://www.city.niihama.ehime.jp/gyoukaku/sityousitu/h18goreikai.htm

この新書は読んではいるが、他に誰がこの説を支持しているのかは今のwikiの記述では解らない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ノート:生類憐れみの令/削除
の方での議論まで見る必要が有る感じだ。

以前のwikiの記述には「網野善彦らに端を発する江戸時代見直し」という一文が有った。
それが外された経緯までは見ていないけれど…
「1980年代の…」というコピペらしき文がGoogleにやたら引っ掛かるから、「1980年代の網野善彦らに端を発する江戸時代見直し」という形でしばらく公開されていたのかな?
どうせなら田中優子、杉浦日向子も付け加えて欲しかったが…

それはさておき、そりゃぁ異議は出るだろうなぁ。
1974年年初版の山本七平「日本資本主義の精神」(光文社カッパビジネス)も、江戸時代見直しを書いていたし、他にも有ったような気がする。

【関連】
坂東眞砂子さんのコラムのこと
http://belena.blog70.fc2.com/blog-entry-150.html

坂東眞砂子さんは「いごっそう」
http://belena.blog70.fc2.com/blog-entry-157.html
PR
          
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メール(非公開)
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集に必要です
 管理人のみ閲覧
この記事へのトラックバック
トラックバックURL:
Copyright ©  -- 倫敦橋の隠れ里 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 妙の宴
powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]