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umeさんの訴訟問題が、湯川さんのところに飛び火して大炎上をおこしたのが4月。
黒崎さんが「茶番」と断じたのが5月始めです。

5月22日 佐々木俊尚さんが『 「ことのは」問題を考える 』というエントリーを上げます。
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/05/post.html

これもかなりの大炎上になりました。コメント欄・トラックバックが制限されているので、見た目はそれほどではありませんが。(佐々木さんについては別に書くかも)

5月31日発売?の週刊アスキー(2006年6月13日号)に歌田明弘さんの仮想報道が掲載されます。
われわれはみな「隠れオウム」の容疑者
http://blog.a-utada.com/chikyu/2006/06/post_4d6d.html

この記事は、すでに「茶番」とも言われていたumeさんの訴訟騒動については一言も触れず、ただGrip Blogのエントリーのみを「事実」として論じている記事です。

コメント欄・トラックバックが早々に閉められる中、BigBangさんがメールで問い合わせします。
その返事の抜粋(全文はBigBangさんのサイトで)

そのうえで、今回のご質問には直接かかわりないことですが、私が当該の連載を始めるにあたっては、普通の人が普通にネットなどを通して集めたり接した情報で、何が言え、どんなことがわかり、考えられるかに興味があって始め、それを原則にして書いてきましたし、少なくとも今のところこの連載についてはそういう形で続けるつもりです。



 あなたは、そもそもume氏の挙動に異様なまでの関心をお持ちですが、私には、とりたててume氏の発言を追及する理由がありません。もしその発言に多少の違いがあったとしても、ume氏に根拠なく言うにはあまりに重大で不当な疑い(つまりオウムの関係者であるということ)がかけられてきたことは、ネット上で誰でも知りうる事実ですから、そういう意味で被害をうけたことは明白ではないでしょうか。

疑いをかけた方に必要なのは、謝ることであって、あなた(方)のほうで何らかの具体的な追及理由を示さないかぎり(示しているつもりなのかもしれません が、あなたの発言をざっと拝見したかぎりではとても理解できるものではありません)、これ以上追及する必要も、またするべきでもないのは明らかです。あなた方のやっていることは、まったく理解できない所業です。


歌田明弘さんとBigBangさんのメール応答の全文。
http://ultrabigban.cocolog-nifty.com/ultra/2006/06/post_629e.html
http://ultrabigban.cocolog-nifty.com/ultra/2006/06/post_6082.html
http://ultrabigban.cocolog-nifty.com/ultra/2006/06/post_b909.html
http://ultrabigban.cocolog-nifty.com/ultra/2006/06/post_9350.html

「重大で不当な疑い」と歌田さんは書くのだが、そこまでumeさんを信じておられることの方が不思議に思える。
湯川さんがumeさんとリアルで交流が有ったらしい、ということを踏まえると、歌田さんもumeさん本人をリアルで知っているのではないか、というのは不当な疑いだろうか。


タイトルを「幻の訴訟騒動」とでもした方がよかったかな
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湯川鶴章さんと黒崎さんはネット上のみの知り合いではなく、リアルでの接点を持っていました。 名刺交換・メール以上のお付き合いがあり、湯川さんは黒崎さんの個人情報を知っていました。

湯川さんの泉さんに対するインタビュー映像は、一日足らずで削除されることになります。
スポンサーや編集部のチャック無しに、独断で訴訟問題の一方に肩入れしたような部分があり、そこが問題だったようです。

その経緯についての長い弁明の一部。
http://kusanone.exblog.jp/m2006-04-01/

なんとかブログに書かれていないような泉さんの肉声を引き出せないかと思い、名誉毀損の話を振りました。「僕自身は一般的に言って名誉既存で提訴することはあってしかるべきだと思いますが、あなたはどう思いますか」という感じです。自分がまず大げさに話すことで相手の警戒心を解き、本音を語ってもらうという手です。僕自身、取材の中ではよく使っている手ですが、トーク番組のようなセッティングの中では、控えるべきだったかもしれません。わたしが訴訟を勧めているような誤解を与えた可能性があります。誤解された方には、心よりお詫び申し上げます。



コメント欄でのstandpoint1989さん、「さてな」さんの追求が厳しいですね。
訴訟問題の当事者である黒崎さんのサイトの4月末〜5月始め頃に再掲載されています。

その上での黒崎さんの結論
2006年05月07日 茶番について
http://kurosaki-yowa.seesaa.net/article/17481076.html

いくつかの事実が明らかになる。
ume氏とは何度も話し合って、それから後にあのインタビューを作成している。泉氏の証言は大変に重い。
http://kurosaki-yowa.seesaa.net/article/17278043.html(冗長な省略)

不思議だったのは、この辺りの流れである。
http://kurosaki-yowa.seesaa.net/article/17258288.html(恫喝について)
http://kurosaki-yowa.seesaa.net/article/17255460.html(ume氏へ 3)
唐突にume氏の名前が出てきていることに注意していただきたい。
その裏が泉氏の証言でとれた。
つまりは、あのインタビューは当事者であるume氏から何度も事情を聞き、それを真に受け、その上で泉氏を呼んでなされたものであった可能性が極めて高いのである。

違うというならば反論をしなければならないが、そのような言説は一切ない。



この騒動のせいなのか、湯川さんのサイトからスポンサーロゴが無くなってしまいました。

黒崎さんは自らのサイトの非公開のコメント欄でumeさんと交渉を続けていたようです。
umeさん側から5月9日に訴状が届くような連絡があったようですが、現在までそのような動きはありません。
訴訟騒動こそ、とあるブロゴスフィアに大きな波紋をもたらした、一番大きな要因じゃないだろうか。
この騒動がなければ、泉あいさんと松永さん周辺だけの問題で収束していったのじゃないか、という気がします。

野田さんのスクープ以降泉あいさん、松永さんは厳しく追及され、各々が12日13日に事実関係を認めます。
安曇信太郎さんのように、これでこの問題は終了だと考えた人は多かったのかもしれません。

今年の流行語『ガセネタ』
http://www.janjanblog.jp/user/vjt/azumi/981.html

つまり、いかにも「民主党が代表同席の懇談会で元オウム信者にIT戦略の指南を受けた」なんて記事は、松永氏が信者だったとしても事実からは遠い“ガセ”だということだ。

ひとつ気になっていたのは、泉あいさんの最初の説明が、BigBangさんが指摘したように、奥歯に物が挟まったような書き方だったこと。しかし、昨日泉あいさんと松永さんの新たなコメントも出たわけだし、これ以上は怪しい事実は出てこないんじゃないの?。

#太字は引用者による



しかし、事態は意外な方向に進展していくことになります。

これまでの活動全般について厳しく批判・追求され、泉さんは曖昧な返事をするばかりでした。 背後にオウムが関与していないか、ということについても歯切れが悪い。
オウムが黒幕・スポンサーではないか等の疑惑が寄せられ、様々な憶測と個人情報の推測が行われます。
そういった中で泉さんに変わって「 ume 」さんがコメント欄に登場します。

2006年3月15日 (水) 黒幕と噂さ
http://gripblog.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_5187_1.html

黒幕と噂されてるumeです。
泉あいさんが取材活動の継続を現状で断念し、精神的ストレスから起き上がれそうもない状況との事なので、今後私の権限で暫定運用いたします。

尚、今から個人のプライバシーや常軌を逸しているコメントなどは私の判断で即削除(未公開にし、保存)いたします。
Posted by: ume : 2006,03,14 : 17:24

まずはGRIPと私の関り、そして今回の件で私が会社を退社する事になった経緯をお話します。

その前に黒崎氏へ
あなたの私に対しての妄想は全て事実無根ですが、その妄想に証拠があって確証があると言い続けるならば、私の名誉の為に法廷でその証拠を公開しあいたいと思っています。
ですが、あなたの所在などを何一つわからない状態ですので、一度お会いしてお互いを確認出切る状態にしたいと考えております。
早急にこちらのサイトのE-mail宛てに、何時どこでならお会いできるかをお知らせください。(弁護士などの代理人でも構いません)
現状、泉さんはパソコンも見れない精神状態ですので、このドメインの全ての管理権を私が引き継ぎます。
Posted by: ume : 2006,03,14 : 17:36


これは最初はコメント欄の投稿で、それを編集して新エントリーとしたものです。

いきなり最初から名誉毀損の訴訟、そのために個人情報を求めるという手法にコメント欄が騒然となります。
そもそも筋違いではないかというのから始まって、事実関係に不明の点が多い、訴訟をちらつかせての恫喝ではないか、この手法はオウムの常套手段ではないかなどという声も寄せられます。

黒崎さんはメールを出さず「バトル」モードで対応します。
そして泉さんのサイトはコメント・トラックバックを一時的に受け付けなくなります。

この騒動が続いている中、泉さんは湯川鶴章さんのインタビューを受けることになりました。
湯川さんによる経緯の説明。
http://kusanone.exblog.jp/m2006-04-01/

わたしが泉さんのインタビューを企画したのは次のような経緯です。最近はポッドキャストに夢中になっていて、あまりgrip blogを見ていなかったのですが、トリルさんがわたしのところのコメント爛で「湯川さんの名前を出しておいたよ」とコメントを残されたので、見に行きました。それがきっかけです。
そこで泉さんのところで騒動らしきものが起こっていることを知りました。また泉さんがニューズウォッチで活動されるということも知りました。ニューズウォッチが参加型ジャーナリズムの新しい取り組みを始めようとしていることは知っていましたので、詳しく話を聞いてみたいと思いました。また泉さんのようなネット有名人の肉声を聞いてみたいという情報ニーズがあるのではないかと思いました。それで取材を申し込んだわけです。こうした企画の動機について、一部で既に批判されているようですが、この程度のものだったというのが本当のところです。



続く
私が「ことのは問題」をいつ知ったのか、について。

2005年10月31日の民主党懇談会は、R30さんと「404 Blog Not Found」弾さんの所で知ったはず。 どちらか一方ではなく、両方で紹介されていたから泉さんの所へ見に行ったと思う。

それなりに面白い試みとは思ったが、ネットに対する民主党の感度の鈍さがわかったというくらいで、特にそれ以上の感想はなかった。
それと、参加者たちが「弁当問題」で熱く語るのを見て、この手の人たちは苦手だなとも感じたので、それ以降はチェックはしていなかった。

ネットジャーナリズムに関しては、湯川さん、ガ島さんの初期のころのblogは読んでいた。
マスコミを内部から批判というあたりまでは、それなりに興味深かったけれど、しかしその先の展望というのには疑問をもっていたこともあり、いつしか見に行かなくなった。
ガ島さんに関しては、退職・転職後に書いたのを数編読んだあたりで、興味を無くした。。
2004年後半にジャーナリズム論がネットで熱く語られていたらしいが、そっちもほとんど興味がなかったな。(切り込み隊長さん関連だったと思う)

きっこさんは耐震偽装問題経由で知った。ある種古典的な裏情報の流布であり、それをあの文体で日記形式でやっているのが目新しいだけだと感じてた。
あの文体は嫌いなので、ほとんど見てない。

2006年3月に騒動が大きくなったので、久しぶりにgripblogを見物に行く。
河上イチローの名が出たのにはちょっと驚いた。 彼の存在抜きに現在のネット文化は語れないんじゃないかと思う。
コメント欄炎上で、泉さんが過去アブノーマルサイトをやっていたのが暴露され、しばらくblogの更新が無かったあたりで騒動は終わったと思ってた。
blogバブルの一つがはじけただけで、このまま泉さんは消えていくのだろうな、と。

umeさんが訴訟うんぬんを言い出したあたりは見ていなかった。
また松永さんの懇談会参加については、あれはオフ会の延長線上の活動のようなものだからと思い、そんなに問題があるとは感じていなかった。懇談会の様子はすでに読んでいたし、呼んだ方が迂闊だっただけだろうな、と。

松永さん、滝本弁護士インタビューは興味深く読んだ。
騒動がまだ続いていたのか、とちょっと驚き、改めて興味を持ち始める。

一人のジャーナリストの資質の問題じゃなく、報道機関設立問題が根底にあるのではと感じたのもこのころかな。
なぜBigBangさんが追求を続けているのかが、いまひとつ理解できなかった。BigBangさんの「GripBlog報道メディア設立企画書について思うこと」の連載で、やっと何が問題なのか見えてきたように感じている。

佐々木さん、歌田さんが参戦する直前くらいに、ようやく2ちゃんねるの関連スレ、まとめサイトを読み始める。 リアルタイムで読んでいないので、関連サイト等への参照が膨大で、かなり疲れる。


映画「ホテル・ルワンダ」が話題になったのは、このころだったか。
映画は未見なので、ネタバレがイヤで議論を追っかけていないのだが、「ことのは騒動」絡みでの弾さんのエントリーに違和感を感じたのも、深入りするきっかけのひとつかな。
(404 Blog Not Found Fatal Abstraction)

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50531134.html
我々は、名前を付けた個であれば虫ですら殺せぬのに、抽象化された集団の一員であれば平然と殺せる生き物だという自覚こそ、国民的、いや人類的な認識にもっていくべきではないのか。

まずは自分を直視しようではないか。我々は地球の裏の身も知らない他人より、自分のペットの方の身を案ずる生き物だという事を。誰でもフツになり、誰でもツチになりえるのだということを。

それではどんな時に抽象化をとどまるべきか?実はそれほど難しくはないと思う。攻撃したい集団がいたら、その中の個人の顔を思い浮かべればいいのだ。交友関係をなるべく広くしておくべき理由がそこにもある。そこに友人がいたら、それだけで拳を振り上げにくくなるではないか。


んん〜、殺人事件の大半は顔見知りによる、ということではなくて……
実はユーゴスラビア内戦にちょっと興味を持っているのだけれど、あの内戦は「顔見知り」同士が戦っていたわけです。
それを思うと、なぜこんなに「友人」とかコミュニケーションを素朴に信じられるのだろうかと、ビックリしたな。
3月はじめネット・週刊誌に野田敬生さんの記事が出てから大騒ぎになります。

松永英明さんに対して
・松永氏の前歴、「河上イチロー」と名乗って活動していたのは本当なのか
・松永氏ときっこの関係は
・民主、自民両党の懇談会に現役オウム信者として出席した経緯とその意図の説明


泉あいさんへ対して
・松永氏をいつ知ったのか
・民主党懇談会に松永氏を呼んだ経緯

「関係者」から泉さん宛にネット以外のメール、電話でいろいろあったようですが、公式の説明なかなか行われませんでした。

12日に泉さんから一応の説明がなされ、それで納得する人もいました。(関連記事
しかしコメント欄ではさらに追求が続きます。
その中で、泉さんが過去にアブノーマルサイト運営に関わっていたことも明らかにされていきます。
13日のエントリーで、それについての不快感の表明がなされました。

3月13日、松永さんも事実関係の説明をします。http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20060313#1142201603

15日に突如umeさんという方が登場します。
コメント欄で批判している「黒崎さん」を特に名指しして、”事実無根の噂のため失職した、訴訟も辞さないので連絡先を教えて欲しい”という趣旨のエントリーを、サーバー管理者の権限でアップします。
黒崎さんはそれに応ぜず、その後のumeさんの動きはなかなか見えません。

4月6日 湯川鶴章さんののサイトに、泉あいさんとの対談のポッドキャスティングがアップされましたが、1日足らずで削除されます。
(umeさんの訴訟を支持するような発言が有ったからか??)

4月14日、松永英明さんへのインタビューが行われました。インタビュアーは、泉あいさん、佐々木俊尚さん、R30さん。 サイトにアップされたのは4月24日。

そしてR30さんもインタビューについてのエントリーを掲載します
http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2006/04/kotonoha_06d0.html

5月1日、滝本太郎弁護士へのインタビュー。5月9日に掲載。

それらを受ける形で、5月18日から報道機関設立に関わっていたBigBangさんが「GripBlog報道メディア設立企画書について思うこと」の連載を始めます。

この頃から、問題は
・社会の公器であるべき報道機関設立にオウム信者がかかわったこと、その意図、設立プロセスの説明
・現在のオウムの数個の派閥との関わり、そして脱会届を出さないことの意図の説明
に重点が置かれるようになってきます。

5月22日 佐々木俊尚さんがこの問題について書き始めます。
佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 http://blog.japan.cnet.com/sasaki/

5月30日 歌田明弘さんが週刊アスキー誌上でこの問題について書き始めます。
われわれはみな「隠れオウム」の容疑者 http://blog.a-utada.com/chikyu/2006/06/post_4d6d.html

6月13日 このサイトを開設。
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