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靖国問題はネットじゃぁ人気な話題すぎる気がする。
オーマイニュース日本版も連続して取り上げ、TBもまた増えたが…
写真を使うならここくらい頑張って欲しいもんだ。
現状は政治的アピールの場になっている。
論じ方もパターン化されてしまい、いささか食傷気味なのだが…

三木武夫と中曽根康弘が設定した問題で議論が廻っていることに、かなりウンザリしていたりする。 二人とも嫌いな政治家だ。

8月15日参拝という形を始めたのが三木。 私人・公人などと言い出したのも彼だ。
三木内閣での輸出三原則、防衛費1%枠、教育改革ってのは「悪行」だと思ってる。
三木はバルカン政治家と呼ばれたことに対して『バルカン国家とは「軍事大国でなく、困難な国際関係の中で自己の立場を切り開く国」との意味であるならば、自分は「理想を持つバルカン政治家」である』と言っている。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/113/0001/11312200001022c.html

しかし前世紀のバルカン国家のことを考えると、そんなことが言えるのか? チトーのことを念頭に置いているのだろうけれども。
世界大戦の引き金になり、すさまじい内戦と混乱を引き起こしたことを考えれば、「自己の立場を切り開く」よりも「自己の立場を切り崩した」政治化を輩出した地域だと思うし、その理想の内実はかなり危ういものだった。
三木本人の「理想」にしても、批判する分にはかまわないが、権力を握ると駄目だったと思う。


「公式参拝」と言い出したのが中曽根。 しかし、突っ張り通すこともできず混乱を更に深めただけ、と私は評価してる。

そもそもバブルのきっかけはこの内閣だろうし、リゾート法で地方の林道を妙に立派に整備し、スキー場ゴルフ場乱立させた責任者だ。
さらに遡れば、あまりにタカ派的な「青年将校」として活動したため、かえって憲法改正の障害になったと思う。

この「バルカン政治家」と「風見鶏」が諸悪の根源だろうと、疑っている。


麻生試案は、三木総理以前の議論に戻すものだと理解している。 非現実的とも評されているけれど、実際にはこの方向で行くしかないのではないかなぁ。
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