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最近話題のポロニウムの発見者の一人、マリー・キュリーは子供向け伝記の常連。
その伝記の書かれ方を、斎藤美奈子が「キュリー夫人はセーラームーンである」と「紅一点論」で評している。

紅一点論  著者 斎藤美奈子 1998年7月13日刊行 ISBN4-89436-113-2 C0095
出版社のサイト。 
http://www.villagecenter.co.jp/book/kouitten.html

書評をありったけ集めてるので、あえて付け足すこともないかな。

宮本百合子の書いた、有る意味古典的な小伝が青空文庫に載ってます。
とりあえず基本的なことは、ここを読むべし。
科学者としての部分は知っていたけれど、大戦中に光線治療車を開発し、自ら戦場で治療にあたっていたというのは、私は大人になるまで知らなかった。

キュリー夫人の命の焔
http://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3961_12716.html
誕生からノーベル賞受賞まで

キュリー夫人
http://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3135_10753.html
続編。 第一次世界大戦から祖国ポーランド独立まで

Marie driving one of the radiology cars in 1917
第1次大戦中「小キュリー」を運転するマリー・キュリー
Marie driving one of the radiology cars in 1917


「愛と科学の母」「夫の死を乗り越え」たキューリー夫人が、「田舎出のガリ勉娘」で「年下の同僚とおとなの恋に落ちていた」ということには、当然触れていない、とても感動的な小伝です。



写真は http://nobelprize.org/nobel_prizes/physics/articles/curie/index.html からの転載
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