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向井亜紀・高田延彦夫婦の記者会見がけっこうニュースになっていた。
なぜ最高裁判決時にじゃなくて、今の時期にこういう動きになったかといえば、判決を受けて法務局から今後どうするかという督促があり、態度を決定する期限が今日であったかららしい。

『どういう形で日本国籍をつくりますか? 高田の実子・母親欄に代理母とするか、特別養子縁組申請か? それとも?』

「アメリカ人の子供を預かっている日本人夫婦として生きていく」

まぁ、生まれた子供は日本の戸籍には載らないが、アメリカでの出生届では夫婦の実子であると確定しているので、そっちを優先するというか…

実母と記載されたい向井と、実母と記載されたくない代理母と、日本の法律との間で複雑怪奇になっている。

ややこしい法律議論にこだわらざるを得ないのは、どうやら代理母出産契約上の問題であるらしい。

なんちゅうか、代理母ビジネス界の代理戦争の最前線にたたされているのかな、とか思う。


アメリカの出生届と言えば、元プレイメイトの父親DNA鑑定のニュースも同時に流れている。
出生届の父親と、DNA鑑定の父親が違っていた。 遺産相続も絡んで、ものすごい騒ぎらしい。
なんだかなぁ、とは感じる。


元プレイメイトが、他人の卵子で子供を産んでいたりしたら、さらにややこしくなって、野次馬として見てる分には面白いだろうが……


野田聖子の元パートナー鶴保康介議員のHPに「産む機械」についての複雑な思いが書いてあった。


2007/02/06 和歌山新報「がんばってます」掲載

厚生労働大臣の発言が波紋を呼んでいる。
女性は子供を生む機械?そんなことあるわけない。

しかし、最先端の不妊治療を経験したものとして発言に対する批判の大合唱になんとなく違和感を感じるのである。

経験した人ならわかると思うが、一般的に男性は不妊治療に疎外感を感じている。
そこでの男性の役割は配偶者にたいする優しさとか、思いやりとかより、はっきり言って「精子製造機」である。
まさに最先端の医学は職人技であり、医師という職人に命の誕生を預けているという意味では仕方のないことなのかも知れないが、情けないやらなんやらで涙することも多い。

男性がそうだから女性もというわけではないが、不妊治療の現場は多くの国民が想像するよりはるかに機械的だ。
http://www.tsuruho.com/hitorigoto.html


そのほか諏訪マタニティークリニックの根津八紘院長が、凍結精子による死後生殖を公表というニュースもある。


「生殖医療」というより「繁殖」という言葉の方が、ふさわしいような気がする今日この頃
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金曜プレステージ『会いたかった~向井亜紀・代理母出産という選択~』
2007年3月2日(金)21時~22時52分
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2007/07-042.html

ほとんどネタバレしてるなぁ。

新聞の評判は上々の模様

【読売】代理出産した向井亜紀をドラマで演じる 松下由樹(まつしたゆき)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/20070226et07.htm

【毎日】金曜プレステージ「会いたかった~向井亜紀・代理母出産という選択」
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/tv/mitai/news/20070302ddm018200194000c.html

東京新聞平成19年3月2日付朝刊13面「試写室」

 『会いたかった 向井亜紀・代理母出産という選択』 ★フジ=後9・00
 タレント・向井亜紀の実話を基にドラマ化。脚本・旺季志ずか、演出・高丸雅隆。

 子宮頸(けい)がんの手術で、おなかに宿った小さな命をあきらめざるを得なかった亜紀(松下由樹)は、後悔と悲しみの日々を送っていた。亜紀は子どもがほしいという夢をあきらめられず、代理母出産の意志を固める。その後、代理母になってくれる女性が見つかり、亜紀は夫の高田延彦(沢村一樹)と渡米。担当医師は成功率3%と厳しい現実を告げるが…。

 「なぜ、そうまでして」。向井が嫌というほど耳にした言葉だろう。今でも多くの人がそう口にするかもしれないが、ドラマを見ると代理母出産に対する意識が変わるかもしれない。彼女の闘いは、夫の深い愛情があってこそ。夫婦のきずなの強さに目頭が熱くなった。(爾)」



さて、それで2ちゃんねるといえば… まぁ、ご想像の通り批判が渦巻いている。
スレのタイトルで、だいたいの雰囲気が伝わるとは思うけれど…

#え~と 既婚女性板は通称「鬼女板」と呼ばれ、恐れられている所なので、注意

【実況】 会いたかった ダウンロード(zip)

(育児板) 狙われる子宮たち:代理出産3
http://life8.2ch.net/test/read.cgi/baby/1168993064/

(既婚女性板) 【ドラマ放映】向井亜紀18【BBSは停止】
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/ms/1172723309/

(ネットwatch)【保健室は】向井亜紀BBS&ブログ9【体育倉庫】
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/net/1172130829/

(ネットwatch)【TVもブログも】向井亜紀BBS&ブログ10【自己中】
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/net/1172897621/


このドラマ映像と2ch実況のログを同期させる、ニコニコ動画(β)のような仕組みが有ればいいなと思ったりする。

【追記】
2002年3月8日(金)に放送した金曜エンタテイメント『16週』(平均視聴率19.6%)
2004年1月23日(金)放送したドキュメンタリー『逢いたかったわが子よ 向井亜紀、代理母と歩んだ1227日の全記録』(平均視聴率21.7%)

今回の「会いたかった」は10.7% の模様。 この枠としては平均的な視聴率らしい。

3/2  10.7% 金曜プレステージ「会いたかった~向井亜紀代理母出産という選択~」
2/23  *6.4% 金曜プレステージ「新・細うで繁盛記2」
2/16 15.1% 金曜プレステージ「外科医・鳩村周五郎闇のカルテ3」
2/9 14.3% 金曜プレステージ「津軽海峡ミステリー航路6」
2/2 15.2% 金曜プレステージ「浅見光彦シリーズ第25弾"箸墓幻想"」
1/26 11.0% 金曜プレステージ「永遠へ」
1/19 11.7% 金曜プレステージ「壊れた脳 生存する知~おかあちゃん生きててくれてありがとう~」
1/12 *9.7% 金曜プレステージ・新春特別企画「女の一代記・向井千秋」
1/5 14.4% 金曜プレステージ特別企画「金田一耕介シリーズ第4弾・悪魔が来りて笛を吹く」
あなたは、身ごもった女の胎の中で、どうして霊が骨にはいるかを知らない。
そのようにあなたは、すべての事をなされる神のわざを知らない。

朝のうちに種をまけ、夕まで手を休めてはならない。
実るのは、これであるか、あれであるか、あるいは二つともに良いのであるか、あなたは知らないからである。




これをどう解釈するかで、いろいろ大問題ではあるのだが…
ここあたりが根拠となって、アメリカでは反中絶運動がものすごいことになっている。

口語訳1955(昭和30)からの引用なので「伝導の書」というタイトルにしてみた。
現在は「コヘレトの言葉」と呼ばなきゃいけないのだろうけれど。

新共同訳1987(昭和62)の聖書は持っていない。  どうも今ひとつ、慣れていないというか、違和感がある。 それほど口語訳を読み込んでいるわけでもないのだけれど…
むしろ文語訳1887(明治20)を入手しようかな、と思ってる。
新共同訳は、ネットがあればなんとかなるので。

日本聖書協会ホームページ
http://www.bible.or.jp/main.html
11月19日放送、テレビ朝日「サンデープロジェクト」

渦中の医師が生出演!
許されるのか?代理出産


 不妊を心配したことのある夫婦は実に4組に1組、
不妊治療を受けている人は、なんと46万人にも達すると言われている。

 そんな中、先月驚くべきニュースが飛び込んできた。
50歳代後半の女性が不妊に悩む娘に代わり子どもを出産、つまり「祖母」が「孫」を産んだということになる。自分で子どもを産めない女性は、誰かに代わって子どもを産んでもらう、つまり代理出産という方法でしか自分の子を持つことができないのか。日本では現在、代理出産などを規制する法律はないが、代理出産は厚生労働省が発表した報告書、さらに日本産科婦人科学会の会告(ガイドライン)において禁止されている。

 それでも生みたい。この手でわが子を抱きたい。

 「祖母」が「孫」を産む代理出産を手がけた根津八紘氏、日本産科婦人科学会・倫理委員会委員長の吉村泰典氏、不妊治療を乗り越え双子の父となった枝野幸男氏、小学生になる双子の母・蓮舫氏が代理出産の是非を徹底討論する!


≪出演≫
枝野 幸男(民主党衆議院議員)
蓮  舫 (民主党参議院議員)
根津 八紘(諏訪マタニティクリニック院長)
吉村 泰典(日本産科婦人科学会 倫理委員会委員長)

HPより


田原総一郎によると「この企画を進めた女性スタッフは、最初は代理出産反対派だったが、調べているうちに是非、根津氏を呼んで話を聞いてみたくなったそうだ」とのこと。

根津氏、吉村氏がそれぞれ持論を述べる。
枝野氏、蓮舫氏は政治家・立法府の人間としてコメント。 
司会者・コメンテーターがそれぞれ一言述べる形で番組終了。

いつもは変に紛糾したり、田原の煽りで不快感が残ることが多い番組だけれど、今回はおおむね粛々と進行した。
まぁ「徹底討論」と番宣にあるけれど、そこそこは問題点が整理・指摘されていたという印象。

番組としては「脳死問題」のような審議会で国民的議論が必要という、穏当なものに落ち着いた。


枝野氏は10月6日の衆議院予算委員会で向井・高田夫妻が代理出産でもうけた子供の戸籍問題について質問している。
http://londonbridge.blog.shinobi.jp/Entry/196/

その時の印象だと「代理出産に法的根拠を与えるべき」vs「冷たい硬直した行政府」だったので、ちょっと注目していた。 推進派なのかなと思っていた。
国会質問後に質問や意見のメールが、かなり届いたのじゃないかな?
国会質問当時より、かなり「慎重派」という立場に変わったように感じた。 問題点を色々整理して述べていたのには好感を持った。 おおむね吉村氏と同意見のようだ。
敢えて倫理問題には「政治家」として、立法府の人間としては触れずに、国民の議論の行方を見極めて法整備をしていく、という立場のようだ。

蓮舫氏は、はっきりと反対と言明。

この二人が、スタジオの空気を「推進するにしても問題点が多い、大きすぎる」という慎重路線に変えたように思う。

つまり、根津医師がスタジオで孤立無援という印象。

番組後半で「推進するべき」と敢えて述べたのは高野孟氏。 問題点を色々クリアしてからという条件付きだが。

その他にも,おそるおそる『「救済」の道は閉ざすべきではない』という意見が有ったかな。


蓮舫氏が「代理出産反対」と述べたのを聞いた田原氏が、ちょっと意外そうな表情だった。
番組の企画としては根津医師vs日本産科婦人科学会、コメンテーターも「推進派」vs「反対派」という形にしたつもりだったのではないか?
だとしたら人選は失敗っぽい。 野田聖子あたりを呼べば、「徹底討論」だったかも。

野田聖子を呼ばず、あえて民主党の二人を呼んだのだろうか?
もしそうならば、企画者が代理母推進には慎重という(隠れた)意見表明なのかも??


これまでのマスコミの論調は、『さすがに「50代で孫を出産」には引いたけれど、向井氏は支持』という雰囲気がやや(?)強そうな印象があった。

そういう流れからすると、今回のサンデープロジェクトは、そこそこ「まとも」な方向に軌道修正しているように見えた。



以下は「代理出産を認めよという世論が強い」と報じている記事など
狭義の団塊世代は、1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)の3年間に生まれた人たち。
1948年優生保護法成立以降、1959年までのわずか10年間で出生率は人口千人当たり30人台からわずか10年で15人程度まで、「合計特殊出生率」(1人の女性が一生の間に生む子供の数)は4.32人から2.04人へ低下しました。
「家族計画」が大成功。







団塊世代の母親は当時の10代後半方〜30代前半、つまり大正末から昭和初めに産まれています。 西暦だと1920年代前後。 多産多死から多産少子へ移行しつつある時代です。

兄弟姉妹は4人以上は普通で、夭折した身内がいるのも普通。 人口圧力のため、親戚知人のなかに海外雄飛というか、満州・ハワイ・南米移住した人も多い。

「産児制限」は1920年代から日本でも議論され始めています。 優生学の影響がかなり強い。
1939年に「産めよ殖せよ国の為」と号令がかかるけれども、特に産児制限の議論は「弾圧」されてはいません。
「量より質」じゃないか、という雰囲気も有ったためらしい。

つまり国策による

多産多死→多産少死→戦争→超・多産少死→少産少死

という流れを一代で目撃・体験している世代ともいえる。
子供は「さずかる」ものではなく「つくったり、つくらなかったり」するモノだという意識は、この世代から一般化し始めたのだろうな。



表は経済企画庁 国民生活白書から

平成6年 国民生活白書
高齢化と各世代との関係
http://wp.cao.go.jp/zenbun/seikatsu/wp-pl94/wp-pl94-01201.html

平成10年 国民生活白書
人口増加時代の終了と人口の年齢構成の変化
http://wp.cao.go.jp/zenbun/seikatsu/wp-pl98/wp-pl98-01101.html
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